【市場の総括】
2024年6月6日の東京株式市場は3営業日ぶりに反発しました。終値は前日比213円34銭(0.55%)高の3万8703円51銭。前日の米ハイテク株の上昇を引き継いで値がさの半導体関連株が買われ、日経平均を押し上げました。
||米国市場は半導体関連の上昇で続伸
前日の米株式市場は続伸。ダウ指数は続伸して前日比96ドル04セント(0.24%)高の3万8807ドル33セント、ナスダックは3日続伸して330.858ポイント(1.96%)高の1万7187.905、S&P500種も4日続伸し62.69ポイント(1.18%)高の5354.03で取引を終えました。
ハイテク銘柄への買いが進んで、SOX指数(フィラデルフィア半導体株指数)が上場した結果、続伸につながりました。半導体関連の上昇は日本市場にもポジティブな影響を与えるのにつながります。
【 今後の投資戦略】
やっと反発してきました。前日は半導体がしばらく調整に入っても中・長期的な流れとしては盛り返してくるので、安値で買うチャンスとして捉えるべきと戦略を説明しました。
本日の動きは調整も深まる前に早速切り返した格好です。ただし、これが明日も続くかには注意が必要です。本日から週末にかけてはさらに方向感がわからない展開になりやすいでしょう。
その要因はECB、雇用統計など主要なイベントが続くことです。今週末で収まるのではなく、来週の11-12日はFOMC、続いて日銀金融政策決定会合(13-14日)など、中央銀行イベントが目白押しです。FOMCに比べると注目度が劣っていた日銀会合はFOMCの利下げに匹敵するくらい利上げの開始時期に関する材料で注目されます。
物色の目を向けるのは様子見が終わってから相場が再び方向感を持って動き出す時、割安として放置されている業種。つまり、売られ過ぎの領域に入った業種です。例えば陸運業、空運業、パルプ・紙がそれにあたります。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 38,703.51 | +213.34(0.55%) |
TOPIX | 2,757.23 | +9.01(0.33%) |
為替(日本時間 17:00) | ||
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ドル・円 | 156.22 - 156.23 | +0.08(0.05%) |
ユーロ・円 | 169.95 - 169.96 | +0.20(0.11%) |
ユーロ・ドル | 1.0877 - 1.0879 | +0.0006(0.05%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 38,807.33 | +96.04(0.24%) |
S&P500種 | 5,354.03 | +62.69(1.18%) |
ナスダック | 17,187.905 | +330.858(1.96%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 0.955 | -0.045 |
米10年国債(%) | 4.274 | -0.054 |