【市場の総括】
2024年10月30日の東京株式市場は3日続伸しました。終値は前日比373円71銭(0.96%)高の3万9277円39銭で取引を終えました。選挙前に3万8,000円割れまで追い込まれましたが、3日で回復してきました。
米国市場でハイテク関連が上昇、特にエヌビディアの大幅な上昇がハイテク・半導体関連への買いを誘いました。アドバンテスト、ディスコ(+11.21%)などの上昇が目立ち、長期金利の低下を受けた買いも入りました。
||米国市場は反落と続伸でまちまち
前日の米株式市場は反落して前日比154ドル52セント(0.36%)安の4万2233ドル05セント、ナスダックは4日続伸して前日比145.559ポイント(0.78%)高の1万8712.748、S&P500種も続伸して9.40ポイント(0.16%)高の5,832.92で取引を終えました。
NVIDIAの躍進にのってナスダックは3カ月半ぶりに最高値を更新しました。7月10日以来です。ハイテク関連の決算発表がピークを迎える今週は、市場予想を超える結果の発表が続き、AIブームの再来と評価されるほどです。トランプ氏の優勢が市場にプラスに働く動きも続いています。
【 今後の投資戦略】
添付したチャートをみると、このままの勢いで続く場合、42,000円に到達して抵抗に合うことになっています。もちろんこれが一直線で上昇して達成されることは難しいですが、少なくとも可能性は出てきました。実現可能性を見るときに真っ先にチェックするのは売買代金です。前日まで4兆円割れが続いてきましたが、本日はなんと東証プライムの売買代金が7兆9645億円と大幅に増加しました。8月5日に記録した7兆9674億円をわずかに下回りました。
商いを伴う動きなら信憑性が増します。これに加えて、米国ハイテク関連の決算が好調である場合、さらなる躍進も期待できるでしょう。前日のアルファベットは市場予想超え、本日はマイクロソフト、メタ・プラットフォームズ、明日はアップル、アマゾン・ドットコム、インテルが続きます。ハイテク・半導体への注目を維持しつつ、これらの決算結果に注目しましょう。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 39,277.39 | +373.71(0.96%) |
TOPIX | 2,702.88 | +20.86(0.78%) |
為替(日本時間 15:00) | ||
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ドル・円 | 153.32 - 153.34 | +0.16(0.10%) |
ユーロ・円 | 165.88 - 165.89 | +0.32(0.19%) |
ユーロ・ドル | 1.0817 - 1.0819 | +0.0008(0.07%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 42,233.05 | -154.52(-0.36%) |
S&P500種 | 5,832.92 | +9.40(0.16%) |
ナスダック | 18,712.748 | +145.559(0.78%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 0.955 | -0.015 |
米10年国債(%) | 4.255 | -0.028 |