ホーム » 配信情報トップ » NIKKEI » 2024年11月1日の日経概況及び今後の展望

2024年11月1日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2024年11月1日の東京株式市場は大幅に続落しました。終値は前日比1027円58銭(2.63%)安の3万8053円67銭で取引を終えました。 先日の米国市場でハイテク株を中心に下げたことを引き継いで、半導体関連銘柄が売られました。

下げる要因が全て揃っているような状況でした。米国市場が下げた上に、3連休を前しているので、持高を調整する売りが出やすく、本日夜の米国雇用統計発表、来週の大統領選などの材料も満載でした。

||米国市場はハイテク不振で続落

前日の米株式市場は3日続落して、前日比378ドル08セント(0.89%)安の4万1763ドル46セント、ナスダックは続落して、前日比512.780ポイント(2.75%)安の1万8095.151、S&P500種も続落して108.22ポイント(1.86%)安の5,705.45で取引を終えました。

決算を発表した主要なハイテク企業が大幅にさげたことが市場をおしさげました。マイクロソフトは業績のガイダンスが市場予想に届かず、6%下げました。前日の発表となったメタプラットフォームズも売られ、業績発表が予定されているアップル、アマゾンなども下げました。

【 今後の投資戦略】

選挙前の下げを3日で回復してから、2日で潰す。結局逆戻り。非常に波瀾万丈な週間でした。選挙前の下げはなんだったの?という言葉が経済ニュースでもみられたのが一昨日までの動きで、本日までの2日間でそれをほとんど帳消しにしてしまいました。さらに印象が悪いのは安値付近で終わっているということです。ギャップをあけてスタートした後は、まともな反発を見せることもなくそのまま下がり続けて陰線で終わりました。本日の安値付近が上向きのサポートラインの上にあるので、心理的には支えてほしいラインとなります。

一方、上記の要因を踏まえて考えると、これくらいの下げが出てきてもおかしくはないという印象もあります。ナスダックの崩れ方がこれだけ大きいと日本市場は半導体を中心に売りを深めるのはやむを得ない。それに3連休前で米国大統領選前、それは手放したくもなるでしょ。注目は今夜の雇用統計。植田さんの発言で円高が進んだ分、それを加速させるような結果にならなければ、来週は回復に向かう可能性があります。それもFOMCまでを消化してからのことでしょうが。FOMCと共に気になるのは6日のトヨタの業績発表結果です。まだまだ波乱の連続が予想されます。

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 38,053.67 -1,027.58(-2.63%)
TOPIX 2,647.38 -48.13(-1.79%)
為替(日本時間 15:00)
ドル・円 152.58 - 152.59 +0.34(0.22%)
ユーロ・円 165.89 - 165.90 +0.57(0.34%)
ユーロ・ドル 1.0870 - 1.0872 +0.0011(0.10%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 41,763.46 -378.08(-0.89%)
S&P500種 5,705.45 -108.22(-1.86%)
ナスダック 18,095.151 -512.780(-2.75%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 2,749.30 -51.50(-1.83%)
米10年国債(%) 4.284 -0.017
お買い物カゴ