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2024年12月23日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2024年12月23日の東京株式市場は7営業日ぶりに反発しました。終値は前週末に比べ459円44銭(1.19%)高の3万9161円34銭で取引を終えました。週末の米国市場が大きく上昇したことを背景に、買いが先行してスタート、上げ幅は500円を超える場面もありました。

上昇を主導したのは、大型株及び半導体関連で、ハイテク関連の動きが大きかったことが影響しました。中型・小型にも材料がある銘柄にはしっかり買いが入ってきたことは好印象を与えました。

||米国市場は大幅に反発

前日の米株式市場は続伸し、前日比498ドル02セント(1.17%)高の4万2840ドル26セント、ナスダックは4日ぶりに反発して、前日比199.829ポイント(1.03%)高の1万9572.597、S&P500種も反発して、前日比63.77ポイント(1.08%)高の5,930.85で取引を終えました。

上昇の要因となったのは、経済指標。PCEデフレーターが市場予想を下回り、利下げへの期待が遠のいたことへの懸念が軽減されました。特に金利の動向に敏感なハイテク関連の動きが活発で、ナスダック銘柄の一部の上昇が目立ちました。

VIXの変動性が高まるのが警戒材料

【 今後の投資戦略】

クリスマスイブが1日前に迫ってきたところ、海外の投資家はトレードに参加する動きが鈍くなります。その中で本日の上昇は、力強いという印象を与えました。ただし、これが一定期間続くトレンドにつながるかと言うと、年末に一時的に見られる上昇で、短期間で利益確定の売りが出る可能性は高いでしょう。

年末までの残りも少ないので、基本的な戦略は少しのってきたら、利益確定を中心とする短期スイングトレードが適している相場です。先週末のPCEデフレーターが市場予想を下回った瞬間から急速に円高基調になりましたが、本日は再び円安に振れています。為替介入の可能性も考えられるギリギリの線で攻防が続いているので、先週も解説した通り、円安に不利な影響を受ける内需・食料品などがは継続して注意が必要です。

注目するのは小型のグロース系、特にハイテク関連・環境関連には目を配っておきたいところです。例えば、ジースリー(3647)は最近、目覚めたような動きになってきたので、相当面白いのではないでしょうか

円の動きも変動性が高いので注意
ジースリーはテクニカル的にも面白くなってきている

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 39,161.34 +459.44(1.19%)
TOPIX 2,726.74 +24.75(0.92%)
為替(日本時間 17:30)
ドル・円 156.59 - 156.60 -0.22(-0.14%)
ユーロ・円 163.10 - 163.12 +0.30(0.18%)
ユーロ・ドル 1.0416 - 1.0417 +0.0035(0.33%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 42,840.26 +498.02(1.17%)
S&P500種 5,930.85 +63.77(1.08%)
ナスダック 19,572.597 +199.829(1.03%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 1.055 +0.005
米10年国債(%) 4.526 -0.049
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