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2024年12月25日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2024年12月25日の東京株式市場は反発しました。終値は前日比95円58銭(0.24%)高の3万9130円43銭で取引を終えました。売買が控えられる中で方向感が定まらず、一時的に下げる場面もありました。

上昇を主導したのは値嵩株及び自動車株。前日の米国市場でハイテク株の上昇率が大きかったことを背景に半導体株の一角に買いが入る一方、外国人の売買が少なくなったことで値動きは荒く、下げに転じる場面もありました。

||米国市場はハイテクを中心に続伸

前日の米株式市場は4日続伸し、前日比390ドル08セント(0.90%)高の4万3297ドル03セント、ナスダックは3日続伸して、前日比266.241ポイント(1.10%)高の2万0031.126、S&P500種も続伸して、65.97ポイント(0.38%)高の6,050.61で取引を終えました。

クリスマス休暇シーズンで取引は午後1時までの短縮相場で、値動きが大きくハイテク関連の上昇が上げ幅を増幅させました。ナスダックは20,000台を回復、S&P500も6,000台に乗せてきました。

【 今後の投資戦略】

久しぶりに売買代金が大台を割り込む場面が見られるかと思わせる相場でした。東証プライムの売買代金は概算で3兆1697億円で、昨年12月29日以来の低さを記録した前日よりも減少しました。前日に続いて、今日の動きもよく守ったと思ってよいでしょう。

注目する動きはドル・円の動きに連動するセクターの選別。本日の下落銘柄は電気・ガス、倉庫、食料品など典型的に円安へのネガティブ反応業種でした。円安がひたすら株高を引き出すとは限らないというのは本日の上値をみるだけでも確認できます。

運用成績をまとめるタイミングで円安が不利に働くこともあり、日本株を積極的に追い上げる要因はあまりありません。それでも方向感の欠如の中でプラスで終えたことは心強く、明日以降は39,000円台を守って年越しに繋げてくれるかが注目されます。

高値圏で推移するドル・円レート。円安傾向はいつまで

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 39,130.43 +93.58(0.24%)
TOPIX 2,725.13 -2.13(-0.08%)
為替(日本時間 15:30)
ドル・円 157.26 - 157.28 +0.12(0.07%)
ユーロ・円 163.61 - 163.66 +0.34(0.20%)
ユーロ・ドル 1.0403 - 1.0407 +0.0013(0.12%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 43,297.03 +390.08(0.90%)
S&P500種 6,040.04 +65.97(1.10%)
ナスダック 20,031.126 +266.241(1.34%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 1.060 -0.005
米10年国債(%) 4.585 -0.004
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