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2025年1月10日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2025年1月10日の東京株式市場は3日続落しました。終値は前日比414円69銭(1.05%)安の3万9190円40銭で取引を終えました。ファストリの決算結果が市場を押し下げました。

米国市場が休場で材料難の中、雇用統計の発表に備えて持ち高を調整する売りも入って下げ幅を拡大させました。ファストリの2024年9〜11月期の連結決算では純利益が過去最高となり、市場予想も上回りました。ただし、中国市場が震わなかったことを背景に下げの要因となりました。

持ち合いの中に戻ってしまった日経225。割らずに切り返すかが注目される

||米国市場は休場

前日の米株式市場は、ジミー・カーター元大統領の死去による「服喪の日」のため休場。取引は10日(金)から再開されます。

【 今後の投資戦略】

2025年最初の週は軟調で終わりました。今日までで日経平均は大幅に3日続落、特に今日は主要銘柄の一つ、ファーストリテイリングの大幅安が市場を押し下げたことが心理的に重い負担をかけます。

東証プライムの値上がりは銘柄数が438に対して、値下がり銘柄数は1132と全体の7割近くが下げているので、他の銘柄を積極的に拾っているという行動も見られません。ここからの方向性は本日の米国雇用統計の結果が左右するでしょう。

トランプの就任とともにインフレ再燃の懸念は強く、本日の雇用統計はその動向を見るのに大きな参考になります。真っ先にチェックすべき指標は高止まりしている米国10年国債の利回り、20年物はすでに5%を突破して推移しています。また、来週から始まる米国の決算で先進を切るJPモルガン、シティグループなど金融株の動向にも目を配りたいところです。

米国の長期金利は最大の関心事。20年物は既に5%を伺う、

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 39,190.40 -414.69(-1.05%)
TOPIX 2,714.12 -21.80(-0.80%)
為替(日本時間 16:00)
ドル・円 158.32 - 158.33 +0.14(0.08%)
ユーロ・円 162.78 - 162.80 +0.01(0.00%)
ユーロ・ドル 1.0281 - 1.0282 -0.0009(-0.08%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル)
S&P500種
ナスダック
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 1.195 +0.025
米10年国債(%) 4.684 -0.010
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