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2025年1月31日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2025年1月31日の東京株式市場は3日続伸しました。終値は前日比58円52銭(0.15%)高の3万9572円49銭で取引を終えました。前日の米国市場で3指数が揃って上昇したことを受けて上昇しましたが、週末の前に利益確定の売りも進みました。

終値では上昇しましたが、上値を引き上げるほどの材料は不足する1日でした。一時的には下げる場面もあるなと、今夜のPCE発表、週末と言う要因が重なり、変動性の高い相場となりました。

||米国市場は反発

前日の米株式市場は反発し、前日比168ドル61セント(0.37%)高の4万4882ドル13セント、ナスダックは反発し、前日比49.426ポイント(0.25%)高の1万9681.749、S&P500種も反発し、前日比31.86ポイント(0.52%)高の6,071.17で取引を終えました。

IBMの上昇が目立ち、AI関連需要の好調を反映した業績がEPSを引き上げました。その他、メタ、テスラなど主要なハイテク企業が決算発表結果を反映して上昇、市場全体を活性化させました。

ドル・円レート:円高が継続している

【 今後の投資戦略】

時間は早いものであっという間に1月が終わりました。1月最後の日、プラスで推移して終わりましたが、一時期達成した40,000円を再び超える事はなく、持ち合いが続いていると言う印象を残しました。1月の相場で最も大きな影響を与えたのはDeepSeekでしょう。

既存のIT大手と比べて10分の1位の費用でChatGPTを超えるAIを開発したということで、ハイテク株の暴落を引き起こしました。暴落は長続きせずすぐ収まりましたが、その存在感は強烈なもので、AI開発が本格的な米中対決になってきたことを示してくれた一大事でした。

その影響で今週に入っては内需系が力を発揮しました。NT倍率の低下がそれを示し、TOPIX指数が堅調な動きになっているのがわかります。予告した通り、AI関連銘柄には今後も乱高下しやすい動きが見られるので、業績の安定した内需形、またはディフェンシブ系の銘柄を物色しておくのが当分の間、有効な戦略となるでしょう。

 

NT倍率が低下、TOPIXの堅調さが目立つ

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 39,572.49 +58.52(0.15%)
TOPIX 2,788.66 +6.73(0.24%)
為替(日本時間 16:00)
ドル・円 154.69 - 154.71 +0.16(0.10%)
ユーロ・円 160.78 - 160.79 -0.35(-0.21%)
ユーロ・ドル 1.0392 - 1.0394 -0.0035(-0.33%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 44,882.13 +168.61(0.37%)
S&P500種 6,071.17 +31.86(0.52%)
ナスダック 19,681.749 +49.426(0.25%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 1.245 +0.035
米10年国債(%) 4.516 -0.024
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