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2025年2月6日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2025年2月6日の東京株式市場は3日続伸しました。終値は前日比235円05銭(0.61%)高の3万9066円53銭で取引を終えました。1月31日以来の39,000円台のせです。

前日の米国市場でハイテク株が上昇、SOX指数が躍進したことを背景に半導体関連銘柄に買いが進みました。東京エレクトロン、アドバンテストなどの代表的な銘柄が買われ、TOPIX指数も3日続伸しました。今後の利上げを期待させる発言が出たことで円高が強まり、自動車など輸出関連の一部は売られました。

||米国市場は指標発表で上昇

前日の米株式市場は続伸し、前日比317ドル24セント(0.71%)高の4万4873ドル28セント、ナスダックは続伸し、前日比38.315ポイント(0.19%)高の1万9692.330、S&P500種も続伸し、前日比23.60ポイント(0.39%)高の6,061.48で取引を終えました。

1月のISM非製造業景況感指数が52.8、市場予想を下回った上に、前月から悪化しました。景気減速のサインとして解釈され、利下げへの可能性が前進、長期金利が低下しました。主力株を中心に買いが進みました。

米国を長期金利の動きは目立つ下げトレンドに

【 今後の投資戦略】

本日のデータで気になるのは投資主体別売買動向。外国人は2週間ぶりとなる売越し、その金額も12月3週目以来の大きさです。12月2週ー3週目の売越突入と共に日経が幅のある調整に入ったことを参考にすると、今回も調整に入る可能性について考える必要があります。

明日は米国の雇用統計、そして石破総理が日本時間の8日未明にホワイトハウスでトランプ大統領との初めての首脳会談に臨む予定。2つのイベントが構えていると、明日の相場は動きづらく方向感に欠ける展開になりやすいでしょう。為替市場では急速な円高にふれているので、輸出関連銘柄には引き続き注意が必要です。一方、円高メリットを受けやすい電力株は物色の対象にするのもいいですね。例えば、北海度電力はちょうど底値を作ろうとする場面なので、テクニカル的にも面白いでしょう。

 

長らく下げてきた北海道電力、今からチャンスと言うサインを出している

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 39,066.53 +235.05(0.61%)
TOPIX 2,752.20 +6.79(0.25%)
為替(日本時間 16:00)
ドル・円 152.54 - 152.56 -0.79(-0.51%)
ユーロ・円 -1.00(-0.62%)
ユーロ・ドル 1.0389 - 1.0391 -0.0013(-0.12%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 44,873.28 +317.24(0.71%)
S&P500種 6,061.48 +23.60(0.39%)
ナスダック 19,692.330 19,692.330
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 1.260 -0.020
米10年国債(%) 4.423 -0.088
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