【市場の総括】
2025年5月2日の東京株式市場は7日続伸しました。終値は前日比378円39銭(1.04%)高の3万6830円69銭で取引を終えました。1年8カ月ぶりの7日続伸です。
前日の米国市場が3指数揃って上昇したことを受け、買いが先行してスタートしました。為替市場では日銀会合以降、円安・ドル高基調が継続して、1ドル=145円台の後半まで進みました。自動車、電気などの輸出株に物色の目が向かいました。
||米国市場は8日続伸
前日の米株式市場は8日続伸し、前日比83ドル60セント(0.20%)高の4万0752ドル96セント、ナスダックは反発し、前日比264.398ポイント(1.51%)高の1万7710.740、S&P500種も続伸し、前日比35.08ポイント(0.62%)安の5,604.14で取引を終えました。
8日続伸は2024年5月以来、約1年ぶりの記録です。上昇の背景は比較的に静かになっているトランプ大統領の言動で、関税戦争の緩和期待が進みました。特に目立つのはナスダックの動きでリカバリーの勢いが強く、関税政策の影響で暴落を始めた4月2日以前の水準まで戻りました。
【 今後の投資戦略】
時間早いもので、いつの間にか5月に入って最初の週末を迎えることになりました。この1週間理系は強く注意して強く推移して、テクニカル的に重要な帰路に立ちました。帰路に立ちました。少し詳しく分析してみましょう。
添付のチャートの通り、大陽線で5日連続の陽線、短期的に力強い反発トレンドが形成されています。ローソク足がすべての主要MA(20日・60日・200日)を上抜け、特に60日線や200日線(緑)をブレイクしており、中期的なトレンド反転の兆しとなりました。
本日で下降チャネル上限付近に接触、ここが目先の抵抗になりますが、フィボナッチ的には0.618(36,728円)付近で上髭、短期的にいったん売り圧力が意識される水準という要因まで考慮すると、一回押しがきてもいいという位置に立っています。

【来週の見通し】
ファンダメンタルズの要素まで考慮すると、来週は堅調な動きになる見通しです。
要素1。 決算発表:国内では決算発表が続き、王者トヨタが来週に予定されています。、決算シーズンらしく個別銘柄物色される動きが活況になるでしょう。
要因2。FOMC (5/6-7):日銀同様、政策金利の据え置きが予想されますが、パウエル議長の発言が注目されます。前回も議長の発言で、トランプ氏との葛藤が勃発、批判や解任要求にまで波及しました。トランプ氏が少し静かになってきたことから、パウエル議長の発言内容に重みがおかれるでしょう。
任天堂の決算も予定されていることから、ゲーム・アニメ、本来の話題に戻って生成AI関連などに再び関心が集まることが予想されますので、銘柄選びの参考にしてください。
【市場の分析及び見通しの動画】
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 36,830.69 | +378.39(1.04%) |
TOPIX | 2,687.78 | +8.34(0.31%) |
為替(日本時間 16:00) | ||
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ドル・円 | 145.26 - 145.28 | +0.90(0.62%) |
ユーロ・円 | 164.48 - 164.50 | +1.20(0.73%) |
ユーロ・ドル | 1.1320 - 1.1322 | +0.0010(0.08%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 40,752.96 | +83.60(0.20%) |
S&P500種 | 5,604.14 | +35.08(0.62%) |
ナスダック | 17,710.740 | +264.398(1.51%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.265 | -0.005 |
米10年国債(%) | 4.217 | +0.049 |