【市場の総括】
2025年5月26日の東京株式市場は続伸しました。終値は前週末比371円06銭(1.00%)高の3万7531円53銭で取引を終えました。トランプさんの一言で市場が揺らぎました。
先週の下落要因になったヨーロッパに対する追加関税50%は、25日の会談で7月9日まで延期されました。これを受け米国株式の先物が上昇し、日本市場も幅のある上昇となりました。
||米国市場は先週続落して終わり
前日の米株式市場は4日続落し、前日比256ドル02セント安の4万1603ドル07セント、ナスダックは反落し、前日比188.528ポイント安の1万8737.207、S&P500種も続落し、前日比39.19ポイント(0.67%)安の5,802.82で取引を終えました。
トランプ大統領が23日、EUに対して50%の追加関税を6月1日からかけると表明したことが市場に嫌気されました。25日に合意に至ったので、これ以上の悪材料にはなりませんが、市場の変動性を再び高めておくことは間違いないでしょう。
【 今後の投資戦略】
トランプ氏に振り回される相場であることに間違いはありませんが、その振れ幅はだんだん小さくなってきました。ここまで散々揺さぶられると、また次もあるだろうと、どうせ交渉の手段にきまっている、という心理に繋がります。つまりある程度の耐性ができたということです。
面白くなってきたのはグロース市場です。先週の解説では一旦調整に入るけど、そこから切り返すと簡易のチャンスが巡ってくると予想しました。今日は正しくその通り、強い勢いで反発して短期的なトレンドが変わりました。
物色の目を向けてよいでしょう。ナスダックの先物で強い上昇が見られるので、半導体、半導体製造装置などのハイテク関連に銘柄を選定すろと短期的には良いパフォーマンスをみせるでしょう。

【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 37,531.53 | +371.06(1.00%) |
TOPIX | 2,751.91 | +16.39(0.60%) |
為替(日本時間 16:00) | ||
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ドル・円 | 142.75 - 142.77 | -0.56(-0.39%) |
ユーロ・円 | 162.87 - 162.88 | +0.37(0.22%) |
ユーロ・ドル | 1.1408 - 1.1409 | +0.0069(0.60%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 41,603.07 | -256.02(-0.61%) |
S&P500種 | 5,802.82 | -39.19(-0.67%) |
ナスダック | 18,737.207 | -188.528(-0.99%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.515 | -0.030 |
米10年国債(%) | 4.514 | -0.016 |