【市場の総括】
2025年 7月7日の東京株式市場は反落しました。終値は前週末比223円20銭(0.56%)安の3万9587円68銭で取引を終えました。週末の展望動画で予想した通りの展開となりました。日経平均株価は212円安と先週の小幅な動きを一気に覆す大幅下落となりました。
7月9日に上乗せ関税に対する猶予期間が終了することを材料とした警戒売りが中心でした。週末の展望で「方向感がない動きになる」「特に自動車関連、鉄鋼関連には厳しい動きが見られる恐れがある」と予想していましたが、まさにその通りの展開となりました。
||米国市場は休み
前日の米株式市場はインディペンデンス・デイで休場でした
【 今後の投資戦略】
月曜日夜の時点(午後9時42分現在)で、米国市場は金曜日の休場明けとなりましたが、予想通り様子見ムードが支配的でした。
市場参加者が慎重になっている理由は明確です:
- トランプ大統領がどのような発言をするか見極めたい
- 関税問題の決着を待ちたい心理
- 一方的に買ったり売ったりすることが困難な状況
ナスダックも下げ幅はそれほど大きくありませんが、高値を更新し続けた動きから、現在は利益確定と様子見が入り混じった状態となっています。
市場の最大の関心事は、7月9日の関税猶予期間終了です。この日までに何らかの進展があるのか、それとも関税が実際に発動されるのかによって、市場の方向性が大きく変わる可能性があります。
シナリオ別展望:
- 進展がある場合:リスクオフムードの後退、特に輸出関連銘柄の反発
- 関税発動の場合:さらなる下落圧力、特に自動車・鉄鋼関連への打撃
市場はニュースフローに敏感に反応し続ける可能性が高く、適切なリスク管理を行いながら、個別銘柄の選別に注力することが重要な戦略となるでしょう。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 39,587.68 | -223.20(-0.56%) |
TOPIX | 2,808.15 | -19.80(-0.70%) |
為替(日本時間 21:00) | ||
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ドル・円 | 145.43 - 145.44 | +1.03(0.71%) |
ユーロ・円 | 170.54 - 170.56 | +0.59(0.34%) |
ユーロ・ドル | 1.1725 - 1.1726 | -0.0044(-0.37%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | ー | ー |
S&P500種 | ー | ー |
ナスダック | ー | ー |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.455 | +0.020 |
米10年国債(%) | ー | ー |