【市場の総括】
2025年9月22日の東京株式市場は反発しました。終値は前週末比447円85銭(0.99%)高の4万5493円66銭で取引を終えました。前週末の米株市場が主要3指数そろって史上最高値を更新した流れと、円安進行が投資家心理を押し上げ、日経平均は終値ベースで史上最高値を更新しました。
アドバンテスト、東エレク、TDK、ファナック等の値がさ半導体株やトヨタなど自動車株が相場を牽引しました。 日銀ETF市場売却の意識は徐々に薄れ、個別材料を意識した動きが優勢となった結果です。 今後は9月末の配当権利取り、米金利・為替動向と自民党総裁選告示後の政策期待に注目点が移ります。
||米国市場は最高値更新が続く
前日の米株式市場は3日続伸し、前日比172ドル18セント高の4万6314ドル60セント、ナスダックは続伸し、前日比160.751ポイント高の2万2631.476、S&P500種も続伸し、前日比32.40ポイント(0.48%)安の6,664.36で取引を終えました。
インフレ鈍化観測や利下げ継続期待、好調な経済指標などが市場を押し上げる要因となっています。主要銘柄業績が投資家心理を支援するとともに 日本株にもリスク選好の海外勢資金流入が波及、ハイテク・成長株物色が目立ちました。
【 今後の投資戦略】
この日も最高値を更新、いつまで続くのか、この上昇は、というのが市場の注目ポイントとなっています。半導体や輸出関連など値がさ主力株の上昇が指数を押し上げましたが、それと同時に半導体、ハイテク関連は過熱感もかなり意識されるところまできています。それに関連して信用評価損益率で今後の動きを予測する方法について解説しました。
ぜひ動画をご覧ください。
過熱感などの需給要因以外にも、積極財政への期待や金融緩和継続期待も当面は株を下支えしそうです。アドバンテスト、東京エレクトロンなどの躍進が目立ち、ファーストリテイリング、TDK、ファナック等もしっかり。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 45,493.66 | +447.85(0.99%) |
TOPIX | 3,163.17 | +15.49(0.49%) |
為替(日本時間 16:00) | ||
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ドル・円 | 148.06 - 148.07 | +0.14(0.09%) |
ユーロ・円 | 173.90 - 173.92 | -0.21(-0.12%) |
ユーロ・ドル | 1.1742 - 1.1743 | -0.0027(-0.22%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 46,315.27 | +172.85(0.37%) |
S&P500種 | 6,664.36 | +32.40(0.48%) |
ナスダック | 22,631.476 | +160.751(0.71%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.650 | +0.010 |
米10年国債(%) | 4.127 | +0.020 |