【市場の総括】
2025年8月19日の東京株式市場は3営業日ぶりに反落しました。終値は前日比168円02銭(0.38%)安の4万3546円29銭で取引を終えました。最高値圏での警戒感や利益確定売りを背景に日経平均が3営業日ぶりに反落、一時は下げ幅300円超の場面がありましたが、引けにかけて買い戻しも入り底堅い展開となりました。
TOPIXも小幅安、グロース250指数は値を保ち、全体的には先高期待と調整の力が拮抗する一日でした。輸出関連・主力株は調整、グロース・内需系には物色が散見される一方、先高期待の強い相場地合いも継続しています。
||米国市場はまちまちな動きが続く
前日の米株式市場は小幅に反落し、前週末比34ドル30セント(0.07%)安の4万4911ドル82セント、ナスダックは3営業日ぶりに小反発し、前週末比6.797ポイント(0.03%)高の2万1629.774、S&P500種は小幅に反落し、前日比0.65ポイント(0.01%)安の6,449.15で取引を終えました。
先週の相場上昇の後、利益確定が進む中、イベント待ち・調整色が強まりました。FRBの年次会合(ジャクソンホール)前でポジション調整が優勢になって、 一部好業績銘柄が底堅く推移しましたが、全体では利益確定や値動きに乏しい小動きにとどまりました。
【 今後の投資戦略】
本日は最高値圏警戒から調整が入りつつも、先高期待が根強い相場でした。主力株の一服でディフェンシブ・グロース系に資金が回る流れが鮮明になり、銘柄選定のヒントとなっています。週後半は米ジャクソンホール会議・経済指標などの主要なイベントに注目し、外部変化へ柔軟に対応した戦略が重要です。
引き続き注目したいのは食品、不動産などのディフェンシブ・内需銘柄、外部環境変化やイベントに合わせてポジションを軽くするなどのポートフォリオ管理も重要になってきます。
コミュニティ向けの動画では、調整局面で強さを発揮するショート(空売り)銘柄も紹介してますのでご覧ください。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 43,546.29 | -168.02(-0.38%) |
TOPIX | 3,116.18 | -4.78(-0.15%) |
為替(日本時間 16:00) | ||
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ドル・円 | 147.59 - 147.60 | +0.14(0.09%) |
ユーロ・円 | 172.14 - 172.15 | -0.09(-0.05%) |
ユーロ・ドル | 1.1662 - 1.1664 | -0.0018(-0.15%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 44,911.82 | -34.30(-0.07%) |
S&P500種 | 6,449.15 | -0.65(-0.01%) |
ナスダック | -0.65(-0.01%) | +6.797(0.03%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.590 | +0.020 |
米10年国債(%) | 4.336 | +0.017 |