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2025年8月21日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2025年8月21日の東京株式市場は3日続落しました。終値は前日比278円38銭(0.65%)安の4万2610円17銭で取引を終えました。米国のハイテク株安と最高値達成後の反動による利益確定売りが鮮明となり、下げ幅を300円以上に広げる場面もありました。

TOPIXは15.96pt安(-0.52%)の3,082.95で終了、グロース250指数は1.99pt安(-0.25%)の784.99と続落しました。半導体・AI関連を中心に値下がり、一方、宝ホールディングスが海外ファンドの大量保有報道で大幅高となるなど、内需・ディフェンシブ銘柄に資金のシフトが継続しました。

||米国市場は様子見継続

前日の米株式市場は小幅に続伸し、前日比16ドル04セント(0.03%)高の4万4938ドル31セント、ナスダックは続落し、前日比142.095ポイント(0.66%)安の2万1172.857、S&P500種も続落し、前日比15.59ポイント(0.24%)安の6,395.78で取引を終えました。

大手テクノロジー株の利益確定売りが続き、ハイテク・半導体関連が重しとなりました。ディフェンシブセクターや消費関連に資金が流入して底堅い展開になりましたが、基本的には週末のジャクソンホール会議前で様子見姿勢が強調されています。

【 今後の投資戦略】

43,000円が崩壊してから、調整が続いています。ここまであげてきたので、十分あり得る調整幅だと思える範囲です。最も影響が大きいのはソフトバンクをはじめとするハイテク・半導体関連。米国ハイテク株安の流れと最高値更新後の利益確定が意識される展開であることに変わりはありません。強い業種も前日も解説した通り、押し目のディフェンシブ株・個別材料株などへ物色が続きました。明日は週末の入り口、そろそろ利益確定が出てもいいので、逆指値で利益は固めておきましょう。

ジャクソンホールの結果を受けての動きが明確になれば、日本語にはセクター間の資金移動が再び起こる可能性があります。つまり、内需・ディフェンシブ業種から主力株のほうに資金が戻ることです。この動きには十分注意さないでおきましょう。週末の間は、自分のポートフォリオを点検してリバランスを図るようにしてください。

調整色が鮮明になってきた日経225

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 42,610.17 -278.38(-0.65%)
TOPIX 3,082.95 -15.96(-0.52%)
為替(日本時間 16:00)
ドル・円 147.53 - 147.54 -0.09(-0.06%)
ユーロ・円 171.59 - 171.61 -0.31(-0.18%)
ユーロ・ドル 1.1630 - 1.1632 -0.0014(-0.12%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 44,938.31 +16.04(0.03%)
S&P500種 6,395.78 -15.59(-0.24%)
ナスダック 21,172.857 -142.095(-0.66%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 1.605 ±0.000
米10年国債(%) 4.295 -0.010
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