【市場の総括】
2025年9月17日の東京株式市場は5営業日ぶりに反落しました。終値は前日比111円89銭(0.25%)安の4万4790円38銭で取引を終えました。日米ともに主要株価指数が高値圏調整に入りました。朝方は一時290円超安まで売り込まれたものの、半導体・AI関連に押し目買いが入る場面もあり、下げ幅は限定的でした。
東京市場はFOMCを目前に控え高値警戒感が強まり、利益確定売り優勢となった一方、半導体・AI銘柄への押し目買いが相場下支え要因となりました。投資家心理は依然リスクに慎重で、重要イベント通過後のトレンド動向に注目が集まります。
||米国市場は反落
前日の米株式市場は反落し、前日比125ドル55セント(0.27%)安の4万5757ドル90セント、ナスダックは7営業日ぶりに小反落し、前日比14.791ポイント(0.06%)安の2万2333.959、S&P500種も小反落し、前日比8.52ポイント(0.12%)安の6,606.76で取引を終えました。
明日未明のFOMCを前に売買を手控える動きが強く、ポジション調整の売りが優勢となりました。 主要テック株ではNVIDIAやマイクロソフト、アルファベットが下落、アップルやメタ、テスラは小幅に上昇と個別で明暗が分かれました。
【 今後の投資戦略】
本日は半導体関連やAIテーマ株を中心に押し目買いが入りましたが、指数は最高値更新後の調整局面です。短期的には米FOMC含む金融政策イベントが最大材料となり、投資家は発表前後の変動リスクに注意が必要です。それが方向感なしの相場を作る要因となっています。
東京エレクトロン、アドバンテストが指数押し上げ、日経平均急上昇の主役でしたが、リクルート、任天堂、ソフトバンクGなどが利益確定売りに押されました。
FOMCという大きなイベント通過後は追加の押し目買いが入りやすい地合ですが、高値での波乱、ボラティリティ上昇にも警戒が必要です。
【各市場の動き】
株式指標 | ||
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日経平均(円) | 44,790.38 | -111.89(-0.25%) |
TOPIX | 3,150.02 | -18.34(-0.58%) |
為替(日本時間 16:00) | ||
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ドル・円 | 146.48 - 146.50 | -0.40(-0.27%) |
ユーロ・円 | 173.65 - 173.67 | +0.41(0.23%) |
ユーロ・ドル | 1.1853 - 1.1855 | +0.0059(0.50%) |
海外株式 | ||
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NYダウ工業株30種(ドル) | 45,757.90 | -125.55(-0.27%) |
S&P500種 | 6,606.76 | -8.52(-0.12%) |
ナスダック | 22,333.959 | -14.791(-0.06%) |
債券・金利 | ||
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長期(10年)国債金利(%) | 1.595 | -0.010 |
米10年国債(%) | 4.030 | -0.008 |