【市場の総括】
2025年11月11日の東京株式市場は反落しました。終値は前日比68円83銭(0.14%)安の5万0842円93銭で取引を終えました。米国ハイテク株高の影響を受けて朝方堅調に推移しましたが、その後は持ち高調整や決算発表への警戒感から利益確定売りが優勢となり、終値は小幅反落となりました。
値上がり業種には空運、医薬品、サービスが目立ち、値下がりは陸運や海運、パルプ・紙が目立ちます。TOPIXはプラスで引け、グロース指数は反落。多くの企業決算発表もあり、個別銘柄への関心が一層高まりました。
||米国市場は大幅に上昇
前日の米株式市場は続伸し、終値は前週末比381ドル53セント(0.81%)高の4万7368ドル63セント、ナスダックは3営業日ぶりに反発した。終値は前週末比522.636ポイント(2.27%)高の2万3527.174、S&P500種は続伸し、前日比103.63ポイント(1.54%)安の6,832.43で取引を終えました。
前日のインフレ懸念後退と企業決算発表が追い風となり、主要3指数とも大幅に上昇しました。特にナスダックはハイテク銘柄主導で上げ幅が拡大。NVIDIAの上昇が目立ち、その他主要なハイテク関連銘柄が堅調な動きとなりました。今後はCPIの発表を反映する動きが見られます。
【 今後の投資戦略】
日本市場は米国株高の追随で序盤大幅高となりましたが、決算発表ピークに伴う警戒感で反落。指数全体のボラティリティが高まる中、決算明け銘柄や好業績株が中心に物色されました。終わってみるとマイナスで引けましたが、決して悲観的な要素はなし動きです。
そろそろ決算発表のピークを迎えます。本日もソフトバンク、ソニーなど、決算結果に着目した銘柄選びが主流となりました。今週まではこの動きが変わらないでしょう。今後も米国金融政策や為替の影響、国内個別決算の消化などが鍵です。
【各市場の動き】
| 株式指標 | ||
|---|---|---|
| 日経平均(円) | 50,842.93 | -68.83(-0.14%) |
| TOPIX | 3,321.58 | +4.16(0.13%) |
| 為替(日本時間 16:00) | ||
|---|---|---|
| ドル・円 | 154.20 - 154.21 | +0.16(0.10%) |
| ユーロ・円 | 178.14 - 178.15 | -0.03(-0.01%) |
| ユーロ・ドル | 1.1551 - 1.1553 | -0.0015(-0.12%) |
| 海外株式 | ||
|---|---|---|
| NYダウ工業株30種(ドル) | 47,368.63 | +381.53(0.81%) |
| S&P500種 | 6,832.43 | +103.63(1.54%) |
| ナスダック | 23,527.174 | +522.636(2.27%) |
| 債券・金利 | ||
|---|---|---|
| 長期(10年)国債金利(%) | 1.690 | -0.010 |
| 米10年国債(%) | 4.117 | +0.021 |





