【市場の総括】
2025年11月18日の東京株式市場は3日続落しました。終値は前週末比-1620円93銭(-3.22%)安の48,702.98円で取引を終えました。TOPIXは3,251.10(-96.43、-2.88%)、グロース250指数も続落(6カ月ぶり安値)。
大引で東証プライム指数は約2.9%安となり、全体の8割超が値下がりする全面安の展開でした。米国株安、長期金利上昇、ビットコイン急落、AI・半導体株の利益確定の売りが重しとなり、個人投資家にも警戒感強まりました。翌日も海外要因次第でボラティリティの高い展開が予想されます。
||米国市場は大幅な下落
14日の米株式市場は大幅に下落し、NYダウは46,590.24ドル(-557.24ドル、-1.18%)、S&P500は6,672.41(-61.70、-0.91%)、ナスダックは22,708.08(-192.51、-0.84%)で18日の取引を終えました。
軟調、AI・半導体などグロース銘柄が売り込まれ、リスクオフ姿勢が加速しました。金融緩和期待後退と中国消費懸念、決算後の利益確定売りが下落の複合要因となりました。
【 今後の投資戦略】
日本市場は5万円の大台を割り込む急落となりました。あげらるのが急だっただけに、下がるのも早く、あっさりと5万円を割り込みました。リスク回避が鮮明ですで海外金利・半導体市況・仮想通貨も敏感な地合いで、短期で反発余地があるかというとちょっと疑問符がつき、限定的です。
個人投資家は引き続きキャッシュの割合をあげると共にディフェンシブ銘柄中心の運用が有効な場面です。機械・非鉄金属・ハイテクなど景気敏感業種はさらなる調整リスクがあり、利益確定優勢の流れに注意が必要です。
一方、医薬品・運輸など景気に左右されにくい業種は相対的に持ち直し局面もあり得るので注目をお願いします。
【各市場の動き】
| 株式指標 | ||
|---|---|---|
| 日経平均(円) | 50,323.91 | -52.62(-0.10%) |
| TOPIX | 3,345.03 | -14.78(-0.44%) |
| 為替(日本時間 16:00) | ||
|---|---|---|
| ドル・円 | 154.71 - 154.73 | +0.04(0.02%) |
| ユーロ・円 | 179.48 - 179.50 | -0.44(-0.24%) |
| ユーロ・ドル | 1.1598 - 1.1602 | -0.0034(-0.29%) |
| 海外株式 | ||
|---|---|---|
| NYダウ工業株30種(ドル) | 47,147.48 | -309.74(-0.65%) |
| S&P500種 | 6,734.11 | -3.38(-0.05%) |
| ナスダック | 22,900.589 | +30.234(0.13%) |
| 債券・金利 | ||
|---|---|---|
| 長期(10年)国債金利(%) | 1.730 | +0.030 |
| 米10年国債(%) | 4.150 | +0.028 |





