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2025年11月19日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2025年11月19日の東京株式市場は4日続落しました。終値は前日比165円28銭(0.34%)安の4万8537円70銭で取引を終えました。中国による日本水産物の輸入停止発表や、国内長期金利の上昇が重しとなり、リスクオフムードが優勢でした。

TOPIXは5.52ポイント安(-0.17%)の3,245.58ポイント、東証グロース市場指数は5.68ポイント安(-0.64%)の882.17ポイントで3 指数とも下落しました。高値警戒感に加え、中国の水産物輸入停止報道が後場の重しとなり、軟調な展開で4日続落となりました。​

||米国市場は下落、調整が続く

18日の米株式市場は4日続落し、終値は前日比498ドル50セント(1.06%)安の4万6091ドル74セント、ナスダックは続落し、終値は前日比275.229ポイント(1.21%)安の2万2432.846、S&P500種も4日続落し、終値は前日比55.09ポイント(0.82%)安の6617.32で取引を終えました。

12月の利下げ期待後退、金利上昇を背景にテック株中心に売りが広がり、4日続落しましたが、その下げ幅が2,000ドルを超えており、リスクオフモードがより堅調になりました。米国市場ではAI・半導体関連の調整が目立っていて、SOX指数の2%を超える下落はそれを物語っています。

【 今後の投資戦略】

憂鬱な状況が続いています。海外の要因はもちろん、国内要因も市場を押し下げる要因ばかりが目につきます。テクニカル的にも軟調な動きで、日経平均は25日移動平均線を割り込んだまま下落が続き、底打ち感は出ていません。
個別では内需株の一部が堅調に推移し、消費関連には資金逃避も見られました。​売られているのはAI関連ですが、押し目買いの需要でソフトバンクは下げ止まり感が出ました。
今後は中国や米国金利動向が引き続き警戒される展開が続きそうです。水産、外食、小売セクター等で中国関連や消費敏感株が軟調に推移しましたが、金融や防衛関連は比較的底堅いものの、全体に方向感の定まらない相場展開が続く見通しです。
内需やディフェンシブ銘柄シフトの流れは継続するので、当分の物色の基準は変えないでください。

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 48,537.70 -165.28(-0.34%)
TOPIX 3,255.35 +4.25(0.13%)
為替(日本時間 16:00)
ドル・円 155.32 - 155.34 +0.33(0.21%)
ユーロ・円 180.04 - 180.05 +0.40(0.22%)
ユーロ・ドル 1.1590 - 1.1592 ±0.0000(0.00%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 46,091.74 -498.50(-1.06%)
S&P500種 6,617.32 -55.09(-0.82%)
ナスダック 22,432.846 -275.229(-1.21%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 1.760 +0.015
米10年国債(%) 4.114 -0.021
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