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2025年11月26日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2025年11月26日の東京株式市場は続伸しました。終値は前日比899円55銭(1.85%)高の4万9559円07銭で取引を終えました。TOPIXは3,355.50(+64.61、+1.96%)、東証グロース市場指数は895.88(+20.94、+2.39%)と、主要指数が軒並み強い動きでした。

朝方から米国株の流れを引き継いで主力株中心に買いが入り、上昇幅は一時1,000円を超える場面も。プライム市場売買代金は6兆円超と商いも膨らみました。セクターローテーションや世界的な金利低下期待が追い風となり、幅広い業種で資金流入が進みました。一方で、東証プライム売買代金トップとなったキオクシアホールディングスなど、一部の大型・ハイテク株には売りも目立っています。

||米国市場は3指数揃って上昇

25日の米株式市場は大幅に3日続伸し、終値は前日比664ドル18セント(1.42%)高の4万7112ドル45セント、ナスダックは3日続伸し、終値は前日比153.586ポイント(0.67%)高の2万3025.591、S&P500種も続伸し、前日比60.76ポイント(0.90%)高の6,765.88で取引を終えました。

インフレ鈍化と2026年以降の金融緩和期待からハイテク株への買いが加速しました。ベンチマーク金利の低下もリスク資産選好の追い風です。シカゴ購買部指数など早期利下げ観測を背景にリスクマネー流入が続いています。決算発表銘柄を中心に値動きの激しい展開ながら、全体としては堅調な動きを維持しました。

【 今後の投資戦略】

日本株は米株高・長期金利の安定を材料に幅広く買い戻されました。主力大型株への資金シフト、ディフェンシブ銘柄まで物色拡大が見られます。業種別に分析すると、金融・商社・資源セクターや小売、機械、化学の堅調さが目立つ一方、半導体やハイテクの一部は資金巻き戻しで下落もみられました。
今後注目したい業種は本日の動きとファンダメンタルを合わせて判断、商社・金融はグローバル資金の需給反転リスクも限定的であることを考えると継続して注目。小売はインフレ低下のシグナルが消費押し上げを連想させ追い風になる可能性があります。

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 49,559.07 +899.55(1.85%)
TOPIX 3,353.78 +62.89(1.91%)
為替(日本時間 16:00)
ドル・円 156.06 - 156.07 -0.56(-0.35%)
ユーロ・円 180.95 - 180.97 +0.47(0.26%)
ユーロ・ドル 1.1594 - 1.1595 +0.0071(0.61%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 47,112.45 +664.18(1.42%)
S&P500種 6,765.88 +60.76(0.90%)
ナスダック 23,025.591 +153.586(0.67%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 1.815 +0.015
米10年国債(%) 3.998 -0.030
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