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2025年12月17日の日経概況及び今後の展望

【市場の総括】

2025年12月17日の東京株式市場は3営業日ぶりに反発しました。終値は前日比128円99銭(0.26%)高の4万9512円28銭で取引を終えました。東証グロース250指数は続落し、テーマ株や小型株は引き続き選別色の強い物色が続いています。 

TOPIX(現物)は終値3369.39ポイントと伝えられており、先物清算値3381.5ポイント(前日比+7.5)とあわせてみると、広範な銘柄で底堅い推移だったと評価できます。、 前日の大幅続落に対する自律反発、米利下げ観測の継続、日経平均の5万円接近後も下値が限定的との見方から押し目買いが入りやすかったことが挙げられます。

||米国市場はまちまちな動き

16日の米株式市場は3日続落し、終値は前日比302ドル30セント(0.62%)安の4万8114ドル26セント、ナスダックは4営業日ぶりに反発し、終値は前日比54.049ポイント(0.23%)高の2万3111.462、S&P500種は続落し、前日比16.25ポイント(0.23%)安の6,800.26で取引を終えました。

弱めの米雇用指標を受けた利下げ観測の高まりと、FRB要人発言を前にポジション調整が交錯したことが挙げられます。 個別材料では、マイクロン・テクノロジーの決算が控える半導体セクターで業績期待が意識される一方、トランプ政権による防衛企業への株主還元規制検討報道がロッキード・マーチンやノースロップ・グラマンなど防衛関連株の重しとなりました。

【 今後の投資戦略】

日本市場では、日経平均が5万円近辺で反発したことで、高値警戒感と同時に押し目買い意欲の強さも確認された一日でした。 一方で、グロース250指数が続落し、テーマ株や小型グロースには選別色が強まっています。 今後の指数動向は、日銀の金融政策スタンスとドル円のレンジ、そして米ハイテク株のトレンド次第で上下に振れやすい地合いが続くと考えられます。

今後注目したい業種はロボット関連銘柄が値上がり率ランキング上位に顔を出しており、人手不足・省力化ニーズを背景に中長期での成長余地が意識されます。また、アクリートなど関連銘柄の物色が続く中、米IT企業のクラウド・AI投資拡大が追い風となる可能性があるサイバーセキュリティ・クラウドも注目です。

【各市場の動き】

株式指標
日経平均(円) 49,512.28 +128.99(0.26%)
TOPIX 3,369.39 -1.11(-0.03%)
為替(日本時間 16:00)
ドル・円 155.34 - 155.36 +0.46(0.29%)
ユーロ・円 182.08 - 182.10 +0.06(0.03%)
ユーロ・ドル 1.1720 - 1.1722 -0.0032(-0.27%)
海外株式
NYダウ工業株30種(ドル) 48,114.26 -302.30(-0.62%)
S&P500種 6,800.26 -16.25(-0.23%)
ナスダック 23,111.462 +54.049(0.23%)
債券・金利
長期(10年)国債金利(%) 1.975 +0.025
米10年国債(%) 4.141 -0.037
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