【市場の総括】
2026年1月28日の東京株式市場は続伸しました。終値は前日比25円17銭(0.05%)高の5万3358円71銭で取引を終えました。TOPIXは3535.49と28.10ポイント安(-0.79%)で反落しており、指数構成の違いから日経平均との方向感の違いが出た形です。新興株では東証グロース市場指数が923.34と前日比1.50%安と下げがきつく、成長株へのリスクオフ姿勢が強まりました。
日経平均が小幅高にとどまった背景として、半導体・AI関連など指数寄与度の高い一角への買いが指数を支えた一方、決算を受けて急落した信越化学など素材株や電力株が全体を押し下げたことが挙げられます。また、急速な円高進行に対する警戒が続いており、自動車など輸出関連の一部では戻り待ちの売りも出やすい状況です。
||米国市場はまちまちな動きでダウ下落
27日の米株式市場は反落し、終値は前日比408ドル99セント(0.82%)安の4万9003ドル41セント、ナスダックは5日続伸し、終値は前日比215.741ポイント(0.91%)高の2万3817.098、S&P500種も5日続伸し、終値は前日比28.37ポイント(0.40%)高の6978.60で取引を終えました。
ダウが下落した要因としては、医療保険・ヘルスケア関連銘柄の決算を受けた急落が指数を押し下げたことが挙げられます。一方、生成AI関連投資期待や半導体セクターへの資金流入がS&P500とナスダックを押し上げ、成長株優位の地合いが続きました。
今後の焦点は、FOMCをはじめとする米金融政策のスタンスと、大型テック企業の決算内容が、足元の高バリュエーションを正当化できるかどうかです。ヘルスケアや消費関連など一部セクターでは決算をきっかけに急落する銘柄も出ており、指数の堅調さに比べ個別株の振れ幅は大きくなっています。
【 今後の投資戦略】
本日の日本市場では、日経平均が辛うじて続伸した一方、TOPIXとグロース市場が下落し、指数間のパフォーマンス差が明確になりました。指数寄与度の高い半導体・AI関連や一部値がさ株への買いが日経平均を押し上げる一方、広範な銘柄では決算を受けた物色の強弱や円高警戒から上値が重くなっています。
今後も、為替と米株動向をにらみながら、「日経平均は強いが、TOPIXやグロースは不安定」という構図がしばらく続く可能性が高いと考えます。
今後は、為替と金利に左右されにくい構造的成長セクターと、高配当・ディフェンシブを組み合わせたポートフォリオ構築が重要になる局面です。
注目したい業種:半導体・AI関連(製造装置、素材、データセンター関連)、電線・インフラ投資関連、高配当バリュー株(銀行、通信、リートなど)。
【各市場の動き】
| 株式指標 | ||
|---|---|---|
| 日経平均(円) | 53,358.71 | +25.17(0.05%) |
| TOPIX | 3,537.58 | -26.01(-0.73%) |
| 為替(日本時間 16:00) | ||
|---|---|---|
| ドル・円 | 152.66 - 152.67 | -2.05(-1.32%) |
| ユーロ・円 | 183.19 - 183.21 | -0.35(-0.19%) |
| ユーロ・ドル | 1.1999 - 1.2001 | +0.0136(1.14%) |
| 海外株式 | ||
|---|---|---|
| NYダウ工業株30種(ドル) | 49,003.41 | -408.99(-0.82%) |
| S&P500種 | 6,978.60 | +28.37(0.40%) |
| ナスダック | 23,817.098 | +215.741(0.91%) |
| 債券・金利 | ||
|---|---|---|
| 長期(10年)国債金利(%) | 2.235 | -0.050 |
| 米10年国債(%) | 4.244 | +0.031 |





