CLOSING BELL ・ 2026.08.26
日経405円高も売買代金は4カ月ぶり低水準、金融株が下支え
日経平均の概況
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日経平均株価は405円73銭高の6万6262円16銭と続伸し、6万6000円台を回復しました。
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中東情勢への警戒が和らいで原油が下げ、銀行・保険・証券の金融株がそろって買われました。
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売買代金は6兆7057億円と約4カ月ぶりの低水準で、27日早朝のエヌビディア決算待ちの様子見が続きます。
数字だけを、先に確認
KEY LEVELS
判断に使う水準
この記事の目次
01
市場の総括
26日の日経平均株価は前日比405円73銭高の6万6262円16銭で取引を終え、2日続伸となりました。TOPIXは17.35ポイント高の4111.02と5日続伸、東証グロース市場250指数は小幅に下げて引けています。東証プライムの値上がりは978銘柄、値下がりは518銘柄、変わらずは60銘柄でした。売買高は18億5350万株、売買代金は6兆7057億円と、4月21日以来およそ4カ月ぶりに7兆円を割り込んでいます。10年物国債の利回りは2.8%台後半で推移しました。
27日早朝のエヌビディア決算を前に持ち高を調整する売りが先行し、取引は251円安で始まりました。流れが変わったのは午前の後半で、イランとオマーンが海峡の通航再開に向けた暫定的な枠組みで合意したと伝わり、中東情勢への警戒が和らぎました。原油の時間外取引が80ドル台前半まで下げ、韓国の総合株価指数が堅調だったことも重なり、半導体関連に買い戻しが入っています。前場の寄与度はアドバンテストが164円12銭、ソフトバンクグループが111円3銭の押し上げで、大引けではこの2銘柄だけで約362円分を稼ぎました。業種別では33業種のうち18業種が上昇し、前場の時点では証券・商品、医薬品、銀行、保険の順に並んでいます。日銀の利上げ観測を背景にメガバンクが堅調で、東京海上ホールディングスは株式分割と株主優待の導入を材料に活況高となりました。半面、原油安を受けた石油・石炭や海運、金属製品は売られています。為替は円が買われ、16時時点のドル円は159円10銭前後と、25日の同じ時刻の159円35銭から25銭の円高です。
02
今晩の米国市場の注目ポイント
25日の米国市場は主要3指数がそろって上げ、ダウ工業株30種平均は160ドル24セント高の5万3577ドル40セント、S&P500種株価指数は22.68ポイント高の7675.54、ナスダック総合指数は171.10ポイント高の2万6151.29で引けました。中東情勢の改善期待からWTI先物が3ドル01セント安の82ドル00セントへ下げ、米10年債利回りが0.050%低い4.647%へ低下したことが買いを支え、SOX指数も1.4%高です。
今晩は21時30分に材料が集中します。7月の個人消費支出とPCE価格指数、4〜6月期の実質GDP改定値、7月の耐久財受注速報値が同時に出て、米5年物国債の入札も控えています。27日早朝にはエヌビディアの決算、28日にはジャクソンホール会議でウォーシュFRB議長の講演が控えます。焦点は米長期金利の低下が続くかどうかです。25日に4.647%まで下がった米10年債利回りは、26日の時間外取引でも4.64%台にとどまっています。米株価指数先物はナスダックが0.5%安と、決算前で上値が重い状態です。PCEが予想を上回れば利回りは4.7%台へ戻り、25日の株高を支えた土台はそこで崩れます。
03
今後の投資戦略
前場の時点で値上がり率の上位に並んだのは、証券・商品、医薬品、銀行、保険の4業種でした。半導体が主役を続けてきた相場で、金融がそろって上位に来たのは久しぶりです。背景にあるのは日銀の利上げ観測ですが、銀行は貸出金利の上昇、保険は運用利回りの改善、証券は売買の活発化と、金利が上がったときの効き方はそれぞれ違います。ここで気をつけたいのは、本日の売買代金が6兆7057億円と約4カ月ぶりの低さだったことです。商いが細ったなかで業種がそろって上がった場合、腰の入った買いというより、半導体を売った資金の一時的な逃げ場である可能性があります。見分ける方法は単純で、三菱UFJフィナンシャル・グループや三井住友フィナンシャルグループの株価が、エヌビディアの決算を通過した27日以降も水準を保っていられるかどうかです。決算が良ければ資金は半導体へ戻り、金融は置いていかれます。
金融株の買いが日銀の利上げ観測に支えられている以上、その観測が揺らげば話は変わります。確かめたいのは10年物国債の利回りで、2.8%台を割り込んで下を向くようなら、銀行や保険を買う理由の半分は消えます。逆に3%へ近づく場面では、金融は買われても、値がさの半導体やAI関連は評価を下げられます。同じ金利の上昇が、片方には追い風、片方には逆風として働くわけです。日経平均については、本日の終値6万6262円16銭を上値のめどではなく足場として扱い、25日移動平均線の6万5660円を下回らないかぎりは押し目を拾う側でよいと考えます。ただし今晩21時30分のPCE価格指数と27日早朝のエヌビディアの決算を挟むまでは、新しい建玉は金融の側に寄せておきます。半導体を買い直すのは、本日75円42銭の押し下げ要因となった東京エレクトロンが、その分を取り戻してからで遅くありません。
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前場の時点で値上がり率の上位に並んだのは、証券・商品、医薬品、銀行、保険の4業種でした。
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金融株の買いが日銀の利上げ観測に支えられている以上、その観測が揺らげば話は変わります。
本記事は投資判断の参考となる情報提供を目的としたものであり、特定の銘柄の売買を推奨するものではありません。投資に関する最終的な判断はご自身の責任でお願いいたします。
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