2014年7月28日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前週末比71円53銭(0.46%)高い1万5529円40銭でした。
終わりベースで1月23日以降、心理的節目の1万5500円台を
半年ぶりに突破してきました。
三角持ち合いの上離れが始まるサインですが、
まだ上値は重く、上で待っていたやれやれ売りに押される様子です。
朝方は先週末の米国株式市場の軟調を受け、売りが先行しましたが、
先物に継続的に買いが入ると、上昇に転じました。
半年間待っていた上離れの動きですが、
心理的な節目ということもあり、上値では素直に通らせてくれることはなく
戻り待ちの売りに押されました。
これが一週間以内に持ち合いの中に戻ってしまう
タマシにならないためには明日以降も今日の高値を抜いて
上昇した後、戻り待ちの売りをこなしながら
上がっていく必要があります。
今週は1四半期決算発表が前半ピークを迎えるので、
好決算を中心とする個別株の物色に加え、全体の結果が市場の期待に
答えて底上げを図っていく必要があります。
本日の上昇で買いサインが点灯した銘柄に関しては
決算がよほど予想不可の場合以外は素直に買っていく姿勢が必要でしょう。
東証1部の売買代金は概算で1兆5922億円で
活況の目安とされる2兆円を7月2日以降、18営業日連続で下回り、
相変わらず低調な商いです。本格的な上昇のためにははやり
より活発な商いが欲しいところですね。
売買高は19億3115万株、東証1部の値上がり銘柄数は1009、
値下がり銘柄数は623、変わらずは182でした。
テクニカル的にはレンジ相場から頭を出して
6ヶ月に及ぶ三角持ち合いをブレイクするサインです。
しかし、前述した通り、すぐ元のところに戻ってくる
タマシの存在もあることから、決算と絡めて慎重についていく必要あります。
■各市場の動き
日経:15,529.40 +71.53 28日
NYダウ(ドル) :16,938.06 -22.51 28日
ドル/円:101.79 – .82 -0.10円高 28日