2019年9月25日の東京株式市場は反落しました。
終値は前営業日比78円69銭（0.36%）安の2万2020円15銭でした。
トランプ氏の弾劾調査開始を表明され、米国市場は3桁の下落、
日本市場は同様の不安材料を引き継ぎ、反落しました。
米中関係の不透明さが残り、トランプ氏の弾劾調査という
強い材料がある割には小動きといえる範囲で、日本市場は底堅さを維持しています。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は反落しました。
ダウ工業株30種平均は反落して、
前営業日比142ドル22セント（0.5%）安の2万6807ドル77セント、
ナスダック総合株価指数は3営業日続落して
前営業日比118.835ポイント（1.5%）安の7993.627で取引を終えました。
朝方は買いが先行、120ドル以上の上げ幅まで進みましたが、
トランプ氏の発言で投資家心理が悪化しました。
国連演説の際、中国に対して批判を浴びせ
米中関係の懸念が長引くとの見通しから下げに転じました。
9月の米消費者信頼感指数が発表され、
前月から9.1ポイント低下したことが明らかになったことも
市場の重荷でした。
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【日本市場の動向】
日本市場はファンダメンタルズ的にマイナス材料と
利益確定が重なりましたが、下値は固く推移しました。
民主党の下院議長がトランプ氏の
弾劾調査開始を表明したことが市場に不安材料として
売りを誘いました。
直近の急速な上昇で利益確定のタイミングにきていたことも
売りが広がる要因にはなりましたが、
売り一巡の後は節目を買って行く動きが出たことで
下げ幅を縮小させながら引けました。
証券業界が連日の売りに押され、機械、その他製品も売られました。
電気・ガス業が大きく上げ、空運業、医薬品などが上昇、
不動産、水産、食料品などの内需系にも買いが入りました。
方向感に欠ける動きで商いも2兆円を少し上回る水準で推移しました。
東証１部の売買代金は概算で2兆1707億円、
売買高は11億2789万株でした。
東証1部の値下がり銘柄数は1084、
値上がりは963、変わらずは104でした。
日経の日足は下向きのギャップをあけて、
上下ヒゲをもつ短陽線を形成しました。
22,000円を割り込んでスタートしましたが、
終値ではかろうじて22,000円をキープしました。
前日解説した通り、22,000円は節目として、
心理面でも大事な数字で、
今週は22,000円をキープしてくれるか、一回割るかを
確認するのがポイントになります。
本日より下げる場合は一目均衡表上の転換線がすぐ下にあるので、
これが支えになってくれるかも確認ポイントになりそうです。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
相場がトレンドに乗っている時は循環物色という現象が起きます。
低迷期、または方向感のない展開から
まず大型・主力銘柄が買われ、その上昇をみて
個人が中・小型への買いで追撃、
大型で一回利益確定をした資金が新興市場に向かうという流れです。
先週から今週にかけてみるとまさにこの動きに入り、
日経225の-0.36%に対し、TOPIXはその半分の-0.18%で
大型への利益確定が出ているのがわかります。
マザーズやジャスダックは日経下落を横目に
上昇を続けており、
テクニカル的にもマザーズが25日線を明確に抜け、
75日線にタッチ、ジャスダックが75日線に到達など
堅調な動きが目立ちます。
大型の利益確定の後は、直近3-4営業日で好調だった
新興市場にも利益確定がでるので、
利益確定に伴う節目の後は、やはり新興市場の節目を拾って行くことにしましょう。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
22,020.15 －78.69(－0.36%)
ドル・円
107.33 – 107.34 －0.26(－0.24%)
ユーロ・円
118.07 – 118.11 －0.13(－0.10%)
ユーロ・ドル
1.1000 – 1.1003 ＋0.0015(0.13%)
NYダウ工業株30種（ドル）
26,807.77 －142.22(－0.52%)
S&P500種
2,966.60 －25.18(－0.84%)
ナスダック
7,993.627 －118.835(－1.46%)
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