来週の市場展望が遅くなって申し訳ありません。
ご存知の通り、中国恒大集団の資金繰り悪化懸念が
世界市場を揺るがしていることより、
20日のアジア市場、欧州市場への影響、
米国市場のスタートをみてから判断をする必要があったので
この時間になってしまいました。
ご理解いただきすようお願い致します。
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PART1. 株式市場の概況
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【市場総括】
2021年9月17日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比176円71銭（0.58%）高の3万0500円05銭でした。
連休の間、中国の不動産大手、中国恒大集団の資金繰り悪化
懸念が広がり、世界市場が大きく下落しています。
FOMCよりも強い影響を与えるニュースになっているので、
慎重に市場の成り行きを見極めることにしましょう。
本日も最後までしっかりお読みください。
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【米国市場の動向】
米国市場は反落と続伸でまちまちな動きになりました。
ダウ工業株30種平均は反落して、
前営業日比63ドル07セント（0.2%）安の3万4751ドル32セント、
ナスダック総合株価指数は続伸して、
前日比20.394ポイント（0.1%）高の1万5181.924で取引を終えました。
デルタ株による影響が景気回復への
期待を後退させるとの思惑が
下げの要因となり、270ドル以上を下げる場面がありました。
午後に入ると、調整からの戻りを狙う
押し目買いが入って下げ幅を縮小、
ハイテク関連が買われ、ナスダックは続伸しておわりました。
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【日本市場の動向】
日本市場は短期的な過熱感を解消する
利益確定の売りが2日出た後は
押し目買いが入って反発しました。
米国市場はまちまちでしたが、
国内のコロナウィルス感染者数が
減少することや、
アジア市場が堅調な動きになったことを受け、
３桁の上昇で今週の取引を終えました。
海運業、空運業が上昇率の上位を占め、
サービス業、陸運業が続きました。
鉄鋼、非鉄金属など景気敏感株の一角が売られる一方、
内需系の不動産も下げました。
日経の日足は上下ひげを持つ短陽線を形成しました。
前日の日足に包まれ、高値は切り下げ、
安値は切り上げたので、持ち合いの形です。
終値で上昇はしたものの、
テクニカル分析上の流れは高値圏での持ち合い、
上か、下なのかまだ迷っている様子です。
スプラッシュは終了しましたが、
ボリンジャーバンドの+1σと+2σの間に
位置してバンドウォークは続いている状態です。
上昇トレンドが崩れたと言うのは
確認できてないのでいきなり
空売りを仕掛ける場面ではありません。
商いは4兆円を超える大きい活況ぶりで
東証1部の売買代金は概算で4兆3205億円、
売買高は15億9933万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1423、
値下がりは645銘柄、変わらずは119銘柄でした。
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【日本市場の総合分析： 今後の投資戦略】
逆襲と呼ぶべきでしょうか、
8月を底にして、急激に切り返した日経、
気付いたらいつの間にか３万円を支えとして
捉えられるところまで進んできました。
普通の上昇でもなく、“バブル後の高値”を更新する
歴史的な動きで、
先週はいよいよ初の押し目を作りました。
来週はFOMCが予定されていますが、
年内のテーパリング開始は既定事実として
大きなサプライズはなく、無難に通過するのではないかと
予測されていました。
来週の市場を揺るがす要因は
中国の恒大集団の経営不安を材料にする
20日の世界市場。
前週末比で一時4%超下げるなど、20日の香港株式相場が急落、
それを受け、20日の欧州株式相場もほぼ全面安の
展開となりました。
日経平均先物が30000円割れ、
米株価指数先物も大幅安など、
市場は混乱を極めています。
社債の利払い日が23日以降に相次ぎ到来する
予定になっているので、
恒大集団のデフォルトが起きる場合は、
世界の株式市場が大きな影響を受けます。
本日20日の夜、米国市場の動きにもよりますが、
連休明けは新たな買いポジションを
立てるのは様子見をするのがよいでしょう。
20日の現在の時刻、ダウ工業株30種平均は
一時590ドル以上下落しているので、
やはり連休明けは様子見でスタートしましょう。
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【各市場の動き】
日経平均（円）
30,500.05 ＋176.71(0.58%)
ドル・円
109.94 – 109.95 ＋0.59(0.53%)
ユーロ・円
129.54 – 129.56 ＋0.71(0.55%)
ユーロ・ドル
1.1782 – 1.1784 ＋0.0001(0.00%)
NYダウ工業株30種（ドル）
34,751.32 －63.07(－0.18%)
S&P500種
4,473.75 －6.95(－0.15%)
ナスダック
15,181.924 ＋20.394(0.13%)
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