ホーム » 配信情報トップ » BLOG » 【つぶやき】物価高騰の救世主の1つが・・・

【つぶやき】物価高騰の救世主の1つが・・・

突然のニュースでびっくり!!

2月末に突然飛び込んできたニュース
”イオンモール・イオンディライトをイオンが完全子会社化”
投資家でなければ特に気にならないニュース。あぁ、効率化のための再編なんだな・・・で済んだことでしょう。

ですが、配当や優待を目的に長期保有している方が多い物の1つにイオン系列は該当します。
さて、代表的な優待銘柄を見た後、今後の対応についてジョン先生に解説をしていただきましょう。

イオン系列株価最低投資額権利確定月配当優待
イオン3,684368,4002月20優待カード
(オーナーズカード):
買物金額の3%返金、
会計時割引・
優待料金特典、
「イオンラウンジ」利用特典
イオンモール2,033203,3002月25「イオンギフトカード」または
「カタログギフト」3,000円相当
※カーボンオフセットサービスも選択可
イオンディライト4,685468,5002月44イオンギフトカード
2,000円相当
ウェルシア2,218221,7502月18以下のいずれか
(1)ウエルシアグループ
優待券3,000円分
(2)新米(新潟県産コシヒカリ)5kg
(3)カタログギフト3,000円相当
(4)Tポイント3,000ポイント
株価は2025/02/28終値

イオン系列には西日本だけ、東日本だけのお店が多く存在します。お住いの地域にあるお店の株主優待を探すのも面白いですよ。

イオンモールの優待は魅力的

イオンモールが近くにある人にとっては、この優待の1つはかなりありがたいのではないでしょうか。事務局もその一人。私の住む街には大型ショッピングモールの多くが閉店し、残るはイオンだけになってしまうという、なんとも淋しい状況。なのでますますイオン優待は威力を発揮するわけですが・・・
100株保持(1単位)保有するだけで、3000円のギフトカードと配当がもらえるわけです。利回りは現時点で2.7%。
ギフトカードの良いところはイオン直営店だけではなく、モールに入っているお店全店で使えるところ(もちろん本屋
さんでも利用可能)
これが上場廃止に伴い、無くなってしまう訳です。
遊びに行くところのない(!?)田舎ではショッピングモールは重宝します。子どもたちは言うまでもなく・・・・

事務局、ジュニアNISAで保有し、子供達のお小遣いの一部に充てていた訳です。
このお小遣いがなくなってしまうのですよ。子供達の落胆ぶりと来たら笑
年に1度の楽しみが減ってしまいますからね・・・
さて、ここからが本題
なくなることもさることながら、保有している株はどうなってしまうのか?
子会社化されることによって株価はどう変化するのか。
先生に解説をしていただきます

株式交換とTOB

株式交換:ある企業が他の企業の株式を100%取得し、完全子会社化する手法

親会社(イオン側)が子会社(イオンモール側)の株主に対し、自社の株式を割り当てることにより、子会社の株式はすべて親会社に移り、完全子会社化となる。交換が完了すると子会社は上場廃止となり、親会社の傘下に入ることになります。交換比率を決めるのも大事なプロセスの一つです。

株主への影響は?
既存の子会社(イオンモール)株主は、持っている株式に応じた割合で親会社(イオン)の株式を受け取るのが基本ですが、中には一部現金で支払うケースもあります。
注:
会社の株式が上場している場合、流動性を確保できるが、交換比率によって株主の利益が変わるため、比率の妥当性が議論されることが多いです。

TOB(株式公開買付):企業が市場外で不特定多数の株主から一定の価格で株式を買い取る手法

買収側(イオン)が対象会社(イオンディライト)の株を市場外で買い取ると発表し買付価格と買付期間を決め、株主に売却を募ります。
買収成功のために、市場価格より高いプレミアム価格が設定されることが多く、一定の株式比率(通常は2/3以上)を取得すると、企業は上場廃止の手続きに進むことができるようになります。

株主への影響は?
株主はTOBの価格で株式を売却できる(市場価格より高いことが多い)。
注:TOBに応じなかった場合、上場廃止後に非上場株式を持ち続けることになり、流動性が低下するリスクがある。

 

(ジュニア)NISA枠で保持の場合

大前提として、普通に株式を持っている場合でもNISA枠で保有している場合でも、会社から必ず、連絡がきます。
 理論的に言うと、(ジュニア)NISA口座でイオンモールの株式を保有している場合、
上場廃止後も株式自体は引き続き保有されます。上場廃止であって、「株式会社解散」ではないからです。
​ただし、上場廃止により市場での売買は困難になるので流動性が大幅に低下します。いや、ないと思った方がいいでしょう。
​そのため、上場廃止前に市場で売却するか、株式交換に応じてイオンの株式を受け取るかの選択が考えられます。
​イオンモールについては7月までに株式交換で、イオンディライトについては5月までにTOBで子会社にするというので、具体的な株式交換比率などの詳細は今後の発表を待つ必要があります。
条件を確かめてイオンの株式に交換して保持していくのがよいでしょう。
怒るほどの悪い比率は出してこないと思います。

こういうニュースが出たときの株価はどうなる?

TOBの場合は公開された買い付け価格に収斂していきます。これからほぼ一直線の株価チャートをみることになるでしょう。 イオンモールのように株式交換の場合;​今回のように、親会社による完全子会社化を目的とした株式交換の場合、市場価格にプレミアムを上乗せした価格で取引されることが一般的です。​ これにより、上場廃止発表後に株価が上昇するケースが多いですが、それを知って参入してくる初心者が多いので変動性が高まるのもつきものです。つまり暴れるということですね。

身近な投資の話もみんなで聞ける!そんな仲間がいる場所は?

ぼやいたり、素朴な疑問だったり、質問に質問被せてみたり笑
そんな場所を目指しつつ、TBLは皆様の投資のサポートしております。
初心者セミナーに参加いただくと、雰囲気を味わえるフォローアップセミナーに参加できる特典がつきます。
よろしければご検討くださいね。

初心者セミナーお申し込みはこちら

お買い物カゴ