2014年6月19日の東京株式市場は大幅に続伸しました。
終値は前日比245円36銭(1.62%)高の1万5361円16銭でした。
昨日3営業日ぶりに1万5000円の大台を回復した後は、
本日の上昇で1月29日以来、4カ月半ぶりの高水準でした。
前日の米株式市場でNYダウ30種平均が続伸したこと、
直近の大きな材料として考えられたFOMC(米連邦公開市場委員会)が
市場の予想から大きく外れない内容だったことを受け、
投資家の買い安心感が広がりました。
FOMC(米連邦公開市場委員会)では、
①7月から量的緩和に伴う資産購入額を
現行の月額450億ドルから350億ドルと100億ドル減らすこと
②政策金利の誘導目標を0~0.25%にするゼロ金利政策は維持される
この2点が主な内容でした。
市場ではすでに織り込み済みで大きな材料になるよりは
買い安心感を支える要因になりました。
15000円台で膠着間を強めていた相場は一気に15300円台に突入して、
そこを固める動きに入っています。
次の目標は1月24日に空を空けながら形成された15500円台になります。
トレンド形成によって個人及び機関投資家の
持たざるリスクが意識され始まる頃なので、
当分は上昇が早まる可能性もあります。
東証1部の売買代金は概算で2兆4853億円、
売買高は27億7669万株で一気に活況のサインが点灯しています。
テクニカル的には
1万5000円台を固めた後、さらに上を目指す動きです。
1月末から形成されているボックス相場から頭を出している形で、
こちらを抜けてくると1月末から2月にかけて形成された空を埋めながら
軽く上昇することも考えられます。
押し目待ちに押し目なし、が訪れる形なので、
サインが点灯したものは攻撃的にせめて行く動きが必要になります。
■各市場の動き
日経:15,361.16 +245.36 19日
NYダウ(ドル) :16,906.62 +98.13 18日
ドル/円:101.77 – .80 -0.45円高 19日