2014年8月18日の東京株式市場は小幅ですが6日続伸しました。
終値は前週末比4円26銭(0.03%)高の1万5322円60銭でした。
続伸はしたものの先週末に引き続き、始終方向感のない展開で
様子見ムードが強い相場です。
様子見ムードと欧米市場の軟調な動きを作り出しているのは
先の見えない地政学的リスクです。
ロシア軍のウクライナ侵入を主張するウクライナや北大西洋条約機構(NATO)と
ロシアの対立で、米国株式市場は下落
投資家たちの投資心理が冷え込んでしまいました。
そもそも動く材料の少ない日本の株式市場においては
材料の出た個別銘柄を物色する動きが強まり、
過剰な反応も強くなってきました。
一方話題の過ぎた銘柄に関してはその反動分、
反対に動くことも多く見られます。
個別銘柄の材料が市場を沸かしている中、
薄商いが続き本日は4ヶ月ぶりの低売買代金と売買高を記録しました。
東証1部の売買高は15億5242万株で、
4月18日以来4カ月ぶりの低水準。
東証1部の値上がり銘柄数は1026、値下がり銘柄数は636、
変わらずは154でした。
テクニカル的は15,300円台で持ち合い、
25日移動平均線が上値の上限になっている動きが続いています。
MACDがシグナルをクロスし、ヒストグラムが0ラインの上に位置した
状態で伸びていますが、薄商いで材料物色による動きなので、
売買高を伴う上昇なしではこの持ち合いから抜け出すのは相当難しく見えます。
■各市場の動き
日経:15,322.60 +4.26 18日
NYダウ(ドル) 16,662.91 -50.67 15日
ドル/円:102.43 – .46 -0.09円高 18日