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2014年8月19日日経概況

2014年8月19日の東京株式市場は大幅に上昇し、7日続伸しました。

終値は前週末比4円26銭(0.03%)高の1万5322円60銭でした。

今年初の7連勝です。

 

地政学リスクの後退を手掛かりに上昇した米株高や

為替相場で円安の方向に振れる流れを受け、

100円を超える上昇幅で寄り付きました。

 

ただ、上値では材料難が続き、積極的に買いあがる動きは

見られず、前場の終わり付近で拮抗する動きで伸び悩みました。

今年最小の値幅(46.94円)更新で

日経平均は100円以下の値幅を4営業日連続で記録しています。

 

また前日とその前の日も一桁の伸び率を示すなど、

勢いを伴った上昇は見られず、7日続伸というには

エネルギーにかけている様子です。

 

市場の方向は全体を底上げして買い上げるよりは

先週に引き続き個別材料が出た個別銘柄を中心に短期資金が回る動きです。

例えば、アジア最大の格安航空会社であるマレーシアのエアアジアが

経営支援の検討に入ったと伝わったスカイマークはストップ高まで上昇しました。

前日まで話題になっていた中外製薬や鉄建建設、ソディックなどは

はやくも利益確定に押され下落しました。

 

外部要因によって上げられた要因が大きいので、

明日は15,5000円の節目の前で再び跪く可能性のある相場です。

7日続伸といって素直に喜ぶよりは8月中旬のように急上げ、急下げのある

可能性に備える姿勢が必要です。

 

東証1部の売買代金は概算で1兆5946億円と

2兆円を7日連続で下回りましたが昨日よりは上昇しています。

売買代金が増えないと、一段高を期待するのは難しい格好です。

売買高は17億9753万株で、東証1部の値上がり銘柄数は1172、

値下がり銘柄数は485、変わらずは160でした。

 

テクニカル的は15,500円台まで進み、25日線を回復

8月4日以来の終値ベース25日線上を達成しました。

前回のダマシが発生した三角持ち合いと上限までまた到達して

上に抜くかを試す動きになりますが、

何回かに渡る15,500円台抵抗により、妙に壁が厚くなった印象を与えます。

相変わらず売買高を伴う上昇なしではこの持ち合いから抜け出すのは

相当難しく見えます。

 

■各市場の動き

日経:15,449.79 +127.19 19日

NYダウ(ドル) :16,838.74 +175.83 18日

ドル/円:102.57 – .60 +0.10円安 19日

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日経のチャート分析を会社のホームページで共有していますので

参考にしてください。

2014年8月19日日経Daily (2)

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