2014年8月20日の
東京株式市場は小幅に8日続伸しました。
終値は前日比4円66銭(0.03%)高い1万5454円45銭でした。
今年初の8連勝ですが市場では喜ぶよりは上値が重いという思いが
強くなった印象を受けます。
地政学リスクの後退及び好調な住宅着工件数を
手掛かりに大幅に上昇した米株高や
為替相場で4カ月ぶりに1ドル=103円台前半まで
円安の方向に振れる流れを受け、
36円を超える上昇幅で寄り付きました。
ただ、昨日と変わらない動きで、
上値では材料難が続き、積極的に買いあがる動きは
見られず、上昇、下落を続ける方向感のない展開になりました。
8日に渡る続伸ですが、市場には喜びの声が上がっておらず
材料難のみが強く印象付けられています。
節目として認識されている 15500円の壁は
なかなか突破できない状況が続いています。
しかし、外部環境の改善を受けて、
節目突破の可能性は徐々に高まってくる気がします。
東証1部の売買代金は概算で1兆5636億円で、
2兆円を8日連続で下回りました。
売買高は18億3270万株で、東証1部の値上がり銘柄数は770、
値上がり銘柄数は861、変わらずは187でした。
テクニカル的は昨日のキャンドルとあまりかわらない持ち合いの様子、
15,500円突破の圧力を強めている様子です。
パラボリックでは3日前から買いのサインへの転換を示していますが、
安心して上値を追うような動きも限られるところです。
前回の節目突破はダマシで終わりましたが、
今回はまともなトレンド発生につながって欲しいですね。
■各市場の動き
日経:15,454.45 +4.66 20日 大引
NYダウ(ドル) :16,919.59 +80.85 19日 16:30
ドル/円:103.17 – .20 +0.58円安