2014年9月10日の東京株式市場は3日続伸しました。
終値は前日比39円63銭(0.25%)高の1万5788円78銭でした。
前日の米株式市場は下げで、ダウ平均は97.55ドル安の17013.87、
ナスダックは40.00ポイント安の4552.29で終わりました。
米国株安を嫌気して売りが先行、
朝方はさげて始まりました。
一旦下げた後は外国為替相場で進んでいる円安基調の維持が
好感される動きと、その影響を受けて10月以降発表される
企業の業績が改善するとの期待を重なり、
上げに転じました。
この3日の続伸においても本日は様子が異なりました。
いつも朝高く、夕方下がる陰線引きで
上昇にもかかわらず市場では素直に喜ぶ声がありませんでした。
しかし、本日に至ってはこれという材料がないにも関わらず
朝の下げから上げに転じたことで、
市場心理が改善してきた可能性があると考えられます。
市場の心理が改善するなら、物色株・話題株から
本命の大型株の方に資金が向けられることも考えられるので、
大型の中で出遅れている銘柄や、押し目のチャンスにきているものは
積極的に取り組んでいく姿勢が必要です。
東証1部の売買代金は概算で1兆8663億円と
活況の目安となる2兆円を5日連続で下回っていますが、
今週に入って少しずつ増えていく傾向にあります。
売買高は19億4637万株で、東証1部の値上がり銘柄数は1090、
値下がり銘柄数は581、変わらずは152でした。
テクニカル的には雰囲気が少し変わり、陽線引きですが、
月曜日のキャンドルから抜け出せない持ち合い進行中です。
テクニカル指標も横ばい状態を表しているものが多いので、
SQなどをこなしながら、15,800円を突破して上離れするタイミングで
積極的になりたいところですね。
明日より上値の抵抗を抜け出すか、注目です。
■各市場の動き
日経:15,788.78 +39.63 10日
NYダウ(ドル) :17,013.87 -97.55 9日
ドル/円:106.66 – .68 +0.35円安 10日