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2014年10月1日日経概況

2014年10月1日の東京株式市場は続落しました。
終値は前日比91円27銭(0.56%)安の1万6082円25銭でした。

大きな材料はなく、月初の動きらしく
欧州中央銀行(ECB)理事会や9月の米雇用統計の発表を控えて
目先の利益を確定して様子見するムードが広がっています。

NY市場は続落で、NYダウが前日比28.32ドル安の1万7042.90ドル、
ナスダック総合指数は12.462ポイント安の4493.390ポイントで
くっきりした下落でもなく、方向感を欠いた動きで引けました。

日経も材料難の中で円相場が一時
6年1カ月ぶりに1ドル=110円台に下落したことから
下げ渋る場面もありましたが、
再び円相場が109円台に戻ると
今日の安値付近で引ける結果になりました。

変調が明確なのは新興市場ですね。
マザーズをはじめ、JQなども大きな下落の材料なしに
暴落に近い形で下落しています。
テーマによって個別銘柄をずっと物色し続ける個人投資家の
動きに変化が現れている前兆かも知れない動きです。

大きい調整が入っては再び反発する展開を
期待する相場模様です。
しかし、東証1部の売買代金は概算で2兆1418億円で、
2兆円を2日連続で上回ったことから
個人の押し目買い意欲は旺盛であると考えられます。
売買高は22億717万株で、東証1部の値下がり銘柄数は1136、
値上がり銘柄数は570、変わらずは120でした。

テクニカル的には先週空をあけて上がってきた
16,100円ー16,250円のレンジの中で、レンジの下に向かう形です。
一目では、実態が転換線をぬけており、
当分は調整が入ることをみせています。
レンジのそこにぶつかって切り返してくるかが
チェックポイントです。

■各市場の動き
日経:16,082.25 -91.27 1日
NYダウ(ドル): 17,042.90 -28.32 30日
ドル/円:109.75 – .78 +0.34円安 1日

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