12月最初の営業日だった2014年12月01日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前週末比130円25銭(0.75%)高い1万7590円10銭でした。
11月14日の年初来高値を更新すると同時に、
2007年7月以降、実に7年4ヶ月ぶりの高値で引けました。
1万7500円台を7年ぶりに回復したことで
1万8,000円台が視野に入ってきました。
選挙前は株価があがるというアノマリーは
今回も生きてきました。
大きな材料にはかけましたが、
原油安や円安の進行など外部環境の改善に加え、
7~9月期の設備投資額(ソフトウエアを除く産業)が増えたことが
好感されました。
1万7600円台まで上昇する場面もありましたが
後場には高値警戒感から売り物に押される場面があったものの、
引けにかけては再度値を戻す展開となり、相場の強さを裏づけました。
市場の流れとしては
原油安、円安を追い風に、双方のメリットを享受できる
空運(本日の産業別上昇率1位)、化学、ゴム製品などが
大きく上昇しています。
過熱感を警戒する雰囲気より
日本株の先高感はまだまだ強い状況で
さらに上昇傾向の強いアノマリーが生きてくる12月ですので、
サインが出たものに関しては積極的に取り組み、
じっくり持っていくことで利益を最大化する相場です。
東証1部の売買代金は概算で2兆1972億円で
商いとしては直近の傾向からやや劣る印象です。
売買高は20億2362万株で、東証1部の値上がり銘柄数は1174、
値下がりは522、変わらずは145でした。
テクニカル的には、月足でみるローソクが
前回の高値(2013年12月)を飛びぬけて新高値を作りました。
次は2007年6月に形成された1万8,000円台を目指す動きになります。
日足でのMACDが今からシグナルを突き抜けるゴールデンクロスに
近い形になり、まだ過熱感はみられません。
年末までは先高観を外さずに
買いで利益を上げるスタンスを維持しましょう。
■各市場の動き
日経:17,590.10 +130.25 1日
NYダウ(ドル): 17,828.24 +0.49 28日
ドル/円:118.41 – .44 +0.20円安 1日