2015年1月8日の東京株式市場は大幅に続伸しました。
終値は前日比281円77銭(1.67%)高の1万7167円10銭でした。
最近の下げを主導してきた外部環境が改善したことで、
投資家心理も改善してきました。
外部環境の改善とは、
①原油安が一服したこと(原油先物相場が米国時間昨日の朝安後に上昇に転じた)
②ECB(欧州中央銀行)が 量的金融緩和へ踏み切るとの見方が強まった
ことで、欧米株式相場が揃って上昇しました。
この情報の流れを引き継ぎ、
東京市場でも買い安心感が広がりました。
7日の米株式市場はダウ工業株30種平均が3営業日ぶりに反発し、
終値は前日比212ドル88セント(1.2%)高の1万7584ドル52セントで引けました。
日経は投資家心理が改善したことで、
買いが先行して力強く上昇、一時は300円を超える場面も見られましたが、
引けにかけて上値を抑えられました。
短期の動きとしては昨日までの動きで底を打って反発に入った形です。
ここからの戦略は、反発はしたものの急いで買うよりは
明日の動きを見極めたいところです。
週末要因に加えて、米国雇用統計の発表を控えており、
様子見ムードが広がり上値を押さえられる可能性が高いですが、
先高感という目線は来週以降も維持して
積極的に転換するものを拾って行きたいタイミングです。
東証1部の売買代金は概算で2兆2004億円、
2兆円超えが続いています。
市場には少しずつ活気が戻ってくる様子です。
売買高は24億7174万株で、
東証1部の値上がり銘柄数は1445と全体の約78%、
値下がりは296、変わらずは118銘柄でした。
TOPIXの33業種中、32業種が上昇する活況ぶりでした。
■各市場の動き
日経:17,167.10 +281.77 8日
NYダウ(ドル): 17,584.52 +212.88 7日
ドル/円:119.81 – .84 +0.77円安 8日