2015年1月19日の東京株式市場は反発しました。
終値は前週末比150円13銭(0.89%)高の1万7014円29銭でした。
週末の欧米株高と円高一服の動きを素直に受け入れる反発になりました。
上昇の材料になったのは週末の間に動いた欧米株の上昇、
懸念材料になるのは上海市場の急落でした。
先週の懸念材料になっていたスイスフランの動きは
前回の解説とおり、一過性の材料で終わる可能性が大きくなりました。
週末16日の米株式相場は6営業日ぶりに大幅反発。
NYダウ工業株30種平均は前日比190ドル86セント(1.1%)高の1万7511ドル57セント、
ナスダック総合株価指数 は63.560ポイント(1.4%)高の4634.384で取引を終えました。
米国市場は19日休場で上昇の材料と様子見ムードを広げる
両方の要因になりました。
日本市場は前週末の欧米株高や原油相場の反発、
円安・ドル高などの外部環境の改善で1万7000円台に乗せて始まりましたが、
上海市場の急落などで、1万7000円台を割り込む場面もありました。
しかし、終盤にかけては 高値圏に持ち直しての大引けとなりました。
今週控えている重要イベントが多いので
積極的に上値を追いづらい状況でした。
日銀の金融政策決定会合や欧州中央銀行(ECB)理事会などのイベントで
投資家には様子見ムードが広がりました。
それを反映して、売買代金は2兆円を割り込み、丁重な商いになりました。
東証1部の売買代金は概算で1兆9278億円で、2週間ぶりに2兆円割れ、
今年に入って2日目でした。
売買高は20億3951万株で、東証1部の値上がり銘柄数は1152、
値下がり銘柄数は561、変わらずは147でした。
当分の戦略としては、全体的に積極的に上げていくような相場に
まだなってないので、個別銘柄の物色を中心にするのがよいでしょう。
テクニカル的には75日線をひげでタッチしてから
反発する動きでトレンドが転換した格好になります。
このまま今日の高値をぬけてくるとトレンド転換の買いパターンです。
■各市場の動き
日経:17.014,29 +150,13 19日
NYダウ(ドル) :17.511,57 +190,86 16日
ドル/円:117,29 – ,32 +0.75円安 19日