2015年1月20日の東京株式市場は大幅に続伸しました。
終値は前日比352円01銭(2.07%)高の1万7366円30銭でした。
欧州の株高と円安の動きが反映され幅のある上昇になりました。
19日の欧州市場は上昇。
ドイツ株のDAXは74ポイント高の10242 、
ロンドン株も続伸して35.26ポイント高で取引を終了しています。
為替相場では円が対ドル118円まで進み、
トヨタなど輸出関連の主要銘柄が買われ上昇しました。
朝方は50円台の上昇で始まり、
欧州中央銀行(ECB)が22日の理事会で量的金融緩和に踏み切ると
オランド仏大統領が示唆したことや、中国の各種経済指標が堅調だという発表で
上げ幅を拡大し、高値引けになりました。
2営業日前を底にしてトレンドを転換してきましたが、
ファンダメンタル的な懸念材料は市場にすでに織り込まれた
欧州中央銀行(ECB)による量的金融緩和の結果です。
すでに投資家心理が改善して期待を反映する形で織り込まれたので、
実際に量的緩和になったと決まっても新たな材料にはならない、
むしろ市場の期待が裏切られた時の失望売りは出てくる懸念材料が存在します。
トレンドに充実に従う投資家なら今日の上昇で買いで入るサインが点灯した
銘柄が結構あることでしょう。
このような時にサインが点灯したら自分を信じて買っていけるかどうかが
後になって「買っておけばよかった!」と後悔するか否かを決定します。
東証1部の売買代金は概算で2兆1600億円で、
2兆円を突破してきましたが、もうちょっと欲しいところですね。
売買高は21億3483万株で、東証1部の値上がり銘柄数は 1657(全体の89%)、
値下がりは158、変わらずは45でした。
業種別TOPIXの全33業種中32業種が上げました。
テクニカル的には75日線をタッチしてからトレンド転換、
今日で25日線も突破してきました。
このトレンドの1次目標としては2014/12/29の高値で
こちらに届かずに反転して下がり出すと、高値を2回切り下げる形になり
下降トレンドととして認識される形になる可能性があります。
■各市場の動き
日経:17,366.30 +352.01 20日
NYダウ(ドル): 17,511.57 +190.86 16日
ドル/円:118.49 – .52 +1.33円安 20日