2015年2月10日の東京株式市場は小幅反落しました。
終値は前週末と比べ59円25銭(0.33%)安い1万7652円68銭でした。
市場を引き上げる明確な材料が不足する中、
休日前で新たなしかけが難しい状況でもあり、小幅な持ち合いになりました。
ギリシャの債務問題やウクライナの情勢を巡る不透明感で
米国市場は続落、
ダウ 30種平均は前週末比95ドル08セント(0.5%)安の1万7729ドル21セント、
ナスダック総合株価指数は同18.386ポイント(0.4%)安の4726.012で
取引を終えました。
日本市場は米国市場の流れや、ギリシャ・ウクライナなどの
不透明感を引き継ぎ売りが先行して始まりました。
大きく売られ160円を超える下げ幅を見せる場面もありましたが、
大きくリスクオフをする動きよりは休日前の持ち高を調整する動きで、
下値では押し目を拾う動きで相場を支えました。
昨日の解説通り、今週は持ち合う動きが続くと判断される中、
業績発表も終盤を迎えており、
材料探しに市場は苦心している様子です。
底固さに加えて、業績の良い銘柄に向かっていた個人の資金は、
新興市場に戻ってくる動きもみられ、
TOPIX, JPX400, JASDAQ指数はすべて小幅高で終わりました。
今週は材料の出る銘柄や新興市場を中心に物色されることで、
積極的な新規買いは取りづらい環境です。
銘柄戦略で説明しているように、
利益の発生している銘柄の利益を最大化する戦略を中心として
考えたいところです。
東証1部の売買代金は概算で2兆1654億円となり、
商いは小さくなる一方で約2週間ぶりの少なさでした。
売買高は20億475万株、東証1部の値下がり銘柄数は819、
値上がり銘柄数は906、変わらずは137でした。
■各市場の動き
日経:7,652.68 -59.25 10日
NYダウ(ドル) : 17,729.21 -95.08 9日
ドル/円: 118.86 – .88 -0.11円高 10日