2015年2月16日の東京株式市場は反発しました。
終値は前週末比91円41銭(0.51%)高の1万8004円77銭でした。
先週末の欧米株高を引き継ぐ形で投資家たちの間に
買い安心感が広がりました。
7年7ヶ月ぶりに終値ベース1万8,000円台の回復です。
先週末の米国市場は大幅反発に続く続伸。
ダウ 30種平均は前日比46ドル97セント(0.3%)高の1万8019ドル35セント、
ナスダック総合株価指数は36.224ポイント(0.7%)高の4893.836で、
ほぼ14年ぶりの高値で引けました。
お祭り騒ぎに加わったのはS&P500種株価指数で、
続伸し、8.51ポイント(0.4%)高の2096.99で引けました。
2014年12月29日以来の過去最高値更新です。
日本市場も米国市場の動きを引き継ぐ動きで始まりました。
110円高く始まり、幅広い業種に買いが広がり、
TOPIX33業種中、25業種が上昇しました。
特に先週の動きが続き、出遅れが堅調な銀行・保険の上昇が目立ちました。
朝方発表された2014年10~12月期のGDP(実質国内総生産)は
市場予想を下回る内容ですが、プラス値を出したことで、
懸念されていた内需株への影響は限定的でした。
7年7ヶ月ぶりに終値ベース1万8,000円台を回復した達成感が広がり、
引けにかけては上昇幅を縮小させながら、引けました。
テクニカル的には3回に渡って抵抗になっていた1万8,000円台を
あっさりとぬけて始まり、終値でもしっかりキープ。
空をあけての陰線を形成して、
アイランドリバーサルの形成は回避しました。
懸念事項はして、1万8,000円台に安着したとは言えない状況で、
ダマシの存在もありうる可能性があるということです。
1万8,000円台が支えにならず、下にもう一度抜けると、
調整のスピードが早くなる可能性があります。
しかし、その場合は戻しも早いことは予想できます。
東証1部の売買代金は概算で2兆4327億円、
売買高は24億6667万株で商いだけを見ると先週末より
少なくなっているところが気になるところです。
東証1部の値上がり銘柄は1188で全体の6割以上、
値下がりは563、変わらずは111でした。
■各市場の動き
日経:18,004.77 +91.41 16日
NYダウ(ドル) :18,019.35 +46.97 13日
ドル/円:118.55 – .58 -0.32円高 16日