2015年2月17日の
東京株式市場は反落しました。
終値は前日比17円68銭(0.1%)安の1万7987円9銭でした。
前日に7年7ヶ月ぶりに終値ベース1万8,000円台を回復した後、
利益を確定する動きが先行しました。
しかし、底値が硬いことを示す値動きで、日本株はまだ
先高感が強いと印象付ける相場でした。
先週末の米国市場はプレジデンツデーの祝日のため休場でした。
日本市場はギリシャ情勢の不透明感で軒並み下落した
欧州市場の動きと前日の達成感から利益確定の動きが先行して
55円安くスタートしました。
上げ下げを繰り返しながら、方向感のない動きを見せましたが、
底値を積極的に売り込む動きにはならず、
むしろ市場の底硬さをみせる形になって17円安でひけました。
今週いっぱいはこのような需給関係で1万8,000円台を挟んでの
調整をこなしながら、最終的に上げていく方向になると予想されます。
テクニカル的には1万8,000円台をぬけたところ
下に戻ってきてしまいましたが、下ひげの長い陽線を形成、
下落というよりは持ち合いでしっかり守っていると
判断するのがよいでしょう。
1万8,000円台を挟んで4つのキャンドルが持ち合っている形なので、
これを下に抜ける動きになるとスピードの速い調整になりますが、
現在の底硬さからは考え難いことでしょう。
特に値上がり銘柄数が1111と全体の6割近くが上昇したことは
それを裏付けることです。
東証1部の売買代金は概算で2兆2494億円、
売買高は23億1660万株で商いはさらに少なくなっています。
東証1部の値下がり銘柄数620、変わらずは131でした。
■各市場の動き
日経:17,987.09 -17.68 17日
NYダウ(ドル) :18,019.35 +46.97 13日
ドル/円:118.59 – .62 -0.01円高 17日