2015年4月13日の東京株式市場は小幅反落しました。
終値は前週末比2円17銭(0.01%)安の1万9905円46銭でした。
2万円台を達成したことから、売りと買いが拮抗する状態が続き
方向感のない展開になりました。
下値ではしっかり押し目の買いが入ることで、
先高観は依然と強い相場模様です。
先週末の米国株式市場は続伸しました。
NYダウ30種平均は前日比98ドル92セント(0.6%)高の
1万8057ドル65セントで引け、
2週間半ぶり の1万8000ドル台回復になりました。
ナスダック総合指数も続伸して
前日比21.413ポイント(0.4%)高の4995.978で取引を終えました。
日経の2万円突破を受けて、ほぼ全世界で株高が進行したことを受け、
米国市場でも買いが広がりました。
また、265億ドル(約3兆1800億円)規模の
不動産事業を売却して金融部門を縮小すると同時に、
500億ドルの自社株取得枠を設定すると発表したGE株が
10%以上買われたことも市場を牽引する要因となりました。
NYの今週の動きは高値圏で持ち合う可能性が高いと
判断しています。
日本市場は2万円を一時的にでも突破したという
ファンダメンタルのよさと良好な外部環境を背景に
買いが先行して始まりました。
先週末は2万円を 突破した達成感から売りが膨らみ
反落した動きになりましたが、
本日も小幅高く寄りついた後は、上下繰り返しながら
持ち合う展開になりました。
先週解説した通り、今週は調整を挟みますが、
積極的に売り込む動きにはなりづらく、
調整の後は流れが上昇に転換した後、
2万円を再び通過してから
上昇基調を続けていくと判断できます。
テクニカル的には高値圏で持ち合う
陰線を形成、しばらくは持ち合う可能性がある
形になっています。
持ち合った後、反落するなら前回の1万9,700円あたりを下値の限度として
再び反発してくるかがチェックポイントになります。
理想的なのは次の反発で業績の上方修正が続くことですね。
東証1部の売買代金は概算で2兆1398億円で、
1週間ぶりの低い商いになりました。
売買高は17億247万株、東証1部の値下がり銘柄数は1000、
値上がりは731、変わらずは148でした。
■各市場の動き
日経: 19,905.46 -2.17 13日
NYダウ(ドル) : 18,057.65 +98.92 10日
ドル/円: 120.08 – .10 -0.42円高 13日