2015年4月17日の東京株式市場は反落しました。
終値は前日比232円89銭(1.17%)安い1万9652円88でした。
米國市場がギリシャ情勢を反映して小幅反落したことに加え、
円高ドル安の基調が続いていること、
週末要因も絡み合い、下げて終わりました。
前日の米国株式市場はわずかな反落となりました。
NYダウ30種平均は反落して、
前日比前日比6ドル84セント(0.0%)安の
1万8105ドル77セント、
ナスダック総合指数も反落して
前日比3.228ポイント(0.1%)安の5007.791で取引を終えました。
ギリシャ情勢の先行き不透明感で
欧州株式市場が安く推移して下げを主導しましたが、
米金融大手の好決算などを反映して下値は大きく割れませんでした。
以前と米企業決算の発表が続いて様子見ムードが
市場全体に広がっています。
金融業種がしっかりしたことは日本の市場にも影響しました。
日本市場は円高ドル安の基調と米国市場の反落を嫌気して、
売りが先行して始まりました。
幅広い銘柄に売りが広がる中、
前日大きく上げた米国金融系の影響で、
時価総額の大きい銀行はしっかりした動きになり、
相場の支えになりました。
午前中に下げ幅が100円を超える場面では
押し目を拾う動きがひろがり、それ以上下げ幅を拡大させる場面は見られず、
下値は限定されて引けました。
しかし、後場に入る下げ幅を拡大させ、一時250円に迫る場面も見られましたが、
再び押し目買いが入ることで引けにかけて
下げ幅を縮小させながら引けました。
今週は持ち合う展開になると予想していましたが、
週末要因もあり、下げ幅を拡大させながら終わる形で
今週の取引を終えました。
テクニカル的には安値を切り下げて、下げ幅を拡大させる
幅ある陰線引きを形成しました。
反発の目安とされる転換線をタッチしては終わりにかけて少し戻す動きで、
来週はここを抜け出すといい形での反発になる上、
転換線で支持されるという動きが継続していくことになります。
フィボナッチ分析で改めて線を引いてみると
上昇幅の78.6%にもまだ到達してない調整中なので、
悲観的になるような要素は見当たりません。
添付のチャートを参照してください。
今夜の欧米市場の状況をにらみつつ、
来週から回復基調を続けることに期待しましょう。
今週もお疲れ様でした。
花見の季節も終わりましたが、
天気は春先の過ごしやすい日差しで優しい気持ちにさせてくれます。
今週末も積極的に出かけて、
楽しく、少しは贅沢もしながら
日本経済を盛り上げましょう。
来週また元気な姿でお会いしましょう!
■各市場の動き
日経: 19,652.88 -232.89 17日
NYダウ(ドル) : 18,105.77 -6.84 16日
ドル/円: 119.00 – .02 -0.29円高 17日