2015年4月23日の東京株式市場は続伸しました。
終値は前日比53円75銭(0.27%)高の2万0187円65銭でした。
15年ぶりの高値更新を継続していますが、
2万円台達成感からやはり上値は重く、
午後一時的に安くなる場面もありましたが、
企業業績への根強い期待感を反映して上昇して終えました。
前日の米国株式市場は上昇になりました。
NYダウ30種平均は反落して、
前日比88ドル68セント(0.5%)高の1万8038ドル27セント、
ナスダック総合指数は続伸して
前日比21.069ポイント(0.4%)高の5035.171で取引を終えました。
ナスダック総合指数は日本と同じ状況で、
2000年3月10日以来ほぼ15年1カ月ぶりの高値で引けました。
ダウは最近なにかしら話題を振る舞い、材料のソースになっている
中国の動きを反映して上昇となりました。
“中国政府が国内銀行のカード決済へ
海外企業の参入を認めた“(Reuters)と伝わり
クレジット大手のビザが上昇するなど、
業績期待の材料を中心とした大型株が相場を牽引しました。
日本市場は米国市場の上昇を受けて、
続伸して始まりました。
根強く相場を支えている企業の業績期待を反映して伸びましたが、
2万円台にのせた達成感から直近の材料はなくなり、
午後に入るとマイナス圏に沈む場面もありました。
しかし、追加金融緩和が期待されるとの雰囲気が広がると
再び上昇して、2万200円台に迫る位置で引けました。
早い段階から上げてきたセクターには
高値警戒感が広がり始まり、
手遅れ株や中小株株への物色が進む雰囲気です。
テクニカル的には高値圏でギャップ開けて
始まってから下がってくる陰線を形成、
市場参加者には高値警戒感を与える形になりました。
転換線からも随分乖離していることから、
週末を要因を考慮すると明日は一足休みを入れる
タイミングだと思ってもいいでしょう。
東証1部の売買代金は概算で2兆9198億円で、
3兆円に迫ってきました。
売買高は27億5047万株、東証1部の値上がり銘柄数は804、
値下がりは926、変わらずは151でした。
指数としてはあげましたが、
値下がり銘柄の方が多くなっています。
■各市場の動き
日経: 20,187.65 +53.75 23日
NYダウ(ドル): 18,038.27 +88.68 22日
ドル/円: 119.85 – .88 +0.28円安 23日