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2015年5月8日日経概況

2015年5月8日の東京株式市場は小幅反発しました。
終値は前日比87円20銭(0.45%)高の1万9379円19銭でした。
前日の米国市場の反発を引き継ぐと同時に、
前日まで900円近く下げてきたことで、自律反発のタイミングにも
来ていた要因があって、反発しました。
米国市場の反発要因に似ているところがあります。

前日の米国市場は反発しました。
6日の ダウ工業株30種平均は3日ぶりに反発、
終値は前日比82ドル08セント(0.5%)高の1万7924ドル06セント、
ナスダック総合指数も反発して
前日比25.901ポイント(0.5%)高の4945.545で取引を終えました。

1. 前日まで2日続落して自律反発のタイミングに来ていること、

2. 欧米の国債利回りの上昇が一服
(急上昇していたドイツの国債利回りが前日から低下)した
ことが米国市場を押し上げる要因となりました。

日本市場は反発した米国市場という外部環境と、
900円近くさげてきたという内部の要因があり、
上昇して始まりました。
節目を待っていた投資家による買いが重なり、
上げ幅を160円以上に持っていく場面もありましたが、
本日の夜に備えている雇用統計の発表など、
注目材料が明らかになる前は様子見したいという雰囲気が強く
引けにかけて上げ幅を縮小させて終わりました。

テクニカル的には下げ止まり感のある陽線を形成、
テクニカル派の注目ポイントになっていた
一目均衡表上の雲上限(1万9264円近辺)で一回支持されたことになります。
ここで上昇トレンドへの転換と捉えるには早すぎると
いうことになります。
来週あけ早々本日の高値をぬけて上にいく場合は、
もう一度上昇トレンドへの戻りだと判断していいですが、
ここを割り込むと、1万9,000円割れも視野に入るなど
調整に時間がかかりそうです。
東証1部の売買代金は概算で2兆8001億円、
売買高は25億6526万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1272と全体の3分の2、
値下がりは516、変わらずは94でした。

■各市場の動き
日経: 19,379.19 +87.20 8日
NYダウ(ドル) :17,924.06 +82.08 7日 16:34
ドル/円: 119.98 – .03 +0.60円安 8日

20150508Nikkei

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