2015年5月29日の
東京株式市場は小幅でありますが11日続伸しました。
終値は前日比11円69銭(0.06%)高の2万0563円15銭でした。
昨日10日続伸で1988年2月27からの10連勝以来、
約27年3ヶ月ぶりの記録を作ったばかりですが、
次は13連勝に挑戦です。
欧米の株安を受けて、利益を確定する動きが先行しましたが、
トレンドが発生している時の動きそのままで
押し目買いが入るとプラス圏に浮上して終わりました。
まだ先高観の強い相場がしばらく続きそうです。
欧米市場はさえない動きをみせました。
ドイツ株のDAX指標は93ポイント安の11677 、
ロンドン株は方向感のない小動きで7.59ポイント高で終了しました。
欧州の株安を受けて、米国市場にも軟調な動きが広がりました。
ダウ工業株30種平均は反落、
終値は前営業日比36ドル87セント(0.2%)安の1万8126ドル12セント、
ナスダック総合指数も反落して
前営業日比8.617ポイント(0.2%)安の5097.976で取引を終えました。
①欧州株安に加え、中国の株も安く軟調な動き
②前日の反発に対して早めに利益を取る売りが広がる
ことで反落して終わりました。
テクニカル的にみると、上昇の三角形が拮抗する動きで
煮詰まってきています。
形のままだったら上に抜けるのが普通の分析になりますが、
かなりの高値圏にいることが、まだ安心していられない材料です。
(添付のチャートを参照してください)
前日まで10日続伸した日本市場は欧州株安と
利益を確定しておく動きで売りが先行して始まりました。
下落はするものの、今は下落の材料が見当たらない状況で
ある程度下値に近づくとすかさず押し目買いが入り、
プラス圏に浮上して上げ幅を拡大させました。
引けにかけては再び週末を控えて利益を確定させる動きで
上げ幅を縮めましたが、プラス圏は維持し、上昇して終わりました。
テクニカル的には上昇する陰線を形成しましたが、
ボリンジャーバンドの2σと1σの間を往来しながら
2σを押し上げるようなバンドウォークが継続中です。
週足でみた時も3週前のトレンド転換から3週連続の
ギャップあけの陽線を形成、テクニカルだけの観点でみると
かなりの過熱感のある形をしています。
企業業績が両方で量的緩和はしばらく続くと
ファンダメンタルの面ではまだ先高観の味方が強いといえます。
しかし、40年中3度しかない11連勝に並んだこともあり、
一回大きな利益取りの動きがあってもおかしくない相場になっていることを
念頭に入れてください。
来週は投資家たちの注目を集める米国雇用統計の発表が週末にあることで、
週前半は様子見になりやすい雰囲気です。
11連勝の後、少し踊り場に差し掛かる場面があっても
慌てずに落ち着いて対処しましょう。
東証1部の 売買代金は概算で3兆6663億円と
2日連続で3兆円超え、売買高は32億9190万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は970、
値下がりは774、変わらずは140でした。
■各市場の動き
日経: 20,563.15 +11.69 +0.06%
NYダウ(ドル): 18,126.12 -36.87 -0.20%
ドル(円): 123.77-80 +0.14円安 +0.11%
今週もお疲れ様でした。
また、5月の相場楽しかったですね。
連日の上昇で嬉しくて笑いが止まらない投資家も多いのではないでしょうか。
違いますって?
この相場でも一人で取り残されている感じに悩まされていますか?
それは週末に間にジョン先生の本を読み直すべきでしょう。 笑
世界一やさしい株の教科書1年生、
個人投資家のパートナー、ジョンが伝えるわかりやすい株式投資、
今週の楽天ブックス週間ランキングで1位に輝いています。
じっくり読み直しながらゆったりとした週末を過ごしてください。