2015年6月2日の東京株式市場は13日ぶりに反落しました。
終値は前日比26円68銭(0.13%)安の2万0543円19銭でした。
27年ぶりの続伸記録は12日でストップしました。
12日連勝後の利益確定と、週末の主要イベントに備えての
様子見ムードで安く始まり、下げ幅を拡大する場面もありましたが、
引けにかけて再び押し目買いが入り、下げ幅を縮小させました。
前日の米国株式市場は反発しました。
ダウ工業株30種平均は小幅の反発、
終値は前週末比29ドル69セント(0.2%)高の1万8040ドル37セント、
ナスダック総合指数も反発して
前営業日比12.903ポイント(0.3%)高の5082.929で取引を終えました。
明確な上昇というよりは、迷いが生じており、
方向感のない展開だと思う方が適切でしょう。
発表される経済指標が強弱含みで先行きが不透明であること、
週末の雇用統計の発表に備えて様子見ムードが強いというのが迷いの原因です。
前日まで12日続伸の 日本市場は米国株の方向感のなさ、
利益を確定する動きや、週末の雇用統計の発表を控えての様子見ムードなどが複合、
下げて始まりました。
後場寄り後は利益確定の動きが強くなり
100 円近い下げ幅を見せる場面もありましたが、
前日の動きと同じ流れで押し目ではしっかり買いが入ることで
下値を支えました。
引けにかけては昨日ように猛烈に下げ幅を縮めてきましたが、
結局プラス圏には戻らず、連勝記録を12でストップしました。
連勝は12でストップしたものの、
悲観的になる要素は全く見当たらず、
むしろ次の飛躍のために一回調整を挟む動きがあった方がよいでしょう。
多くの銘柄が利益確定の動きか、
遅れて参入した場合は小幅なロスカットを余技なくされますが、
しっかり観察してトレンドが転換するところで
次のチャンスを狙いたいですね。
明日以降は週の中盤を迎えることで、
様子見ムードがさらに強まる可能性が高いです。
日経の下落とは様子が違うのが新興市場です。
日経JASDAQ平均はむしろ上昇して、しっかり年初来高値更新を続ける、
マザーズも下落はしたものの日経の下落幅に比べると
むしろよく守ったと評価できます。
投資資金の流れが新興市場に向かっている流れが
継続しています。
■各市場の動き
日経: 20,543.19 -26.68 -0.13%
NYダウ(ドル): 18,040.37 +29.69 +0.16%
ドル(円): 124.57-62 +0.41円安 +0.33%