2015年6月5日の東京株式市場は反落しました。
終値は前営業日比27円29銭(0.13%)安の2万0460円90銭でした。
欧州の海外株安を受けたこと、
利益確定売りが広がったことに加えて、
本日の夜予定されている米国雇用統計の発表、
不透明性の残るギリシャの債務返済問題など、
様子見ムード要因で積極的な買いは控えられました。
前日の欧州・米国株式市場は一斉に大きな下落になりました。
ドイツのDAX指数は79.02安(-0.69%)の11,340.60、
イギリスのFTSE100指数はさらに大きい下落率で91.22(-1.31%)安の6,859.24で
取引を終えました。
欧州の株安を受けて、米国市場も大きな下落になり、
ダウ工業株30種平均は大幅な反落、
終値は前営業日比170ドル69セント(0.9%)安の1万7905ドル58セント、
ナスダック総合指数も反落して
前営業日比40.106ポイント(0.8%)安の5059.125で取引を終えました。
欧州の株式市場が大きな下落を強いられたことや
本日の夜に発表される雇用統計の結果を見極めたいとのムードが広がり、
あげる要因が中々見つからないことで、投資家心理が悪化しました。
ダウは5月6日以来およそ1カ月ぶりの安値で、
1万8000ドル台を下回りました。
欧米の株安を受けた日本市場は
利益確定が出やすい週末要因も重なり
売りが先行して下落しながら始まりました。
終日マイナス圏で推移した日経は
まともにプラス圏に近づくこともなく
まだ解消されてなかった利益確定の動きを吸収しながら
安く終わりました。
しかし、引けに欠けては下げ幅を縮小させながら
終わったことで、やはり節目では買いが入り、
底固いという印象を与えてくれました。
テクニカル的にみると日柄調整に入った様子で、
最近高まっている世界の市場の雰囲気がそのまま
反映されています。
週足では先週のローソクに包まれる持ち合いの形、
今週は一回足元を固める動きになりました。
今週もお疲れ様でした。
今週は高値圏に入ってきたことで、大きな上昇要因は見たらず、
持ち合う展開になりました。しかし、悲観的な見方をする必要はありません。
ギリシャの債務問題以外、大きな波乱要因は現在見当たらないので、
この調整をこなして、2万円400円台を下値として固めてから
上に向かう動きが来週以降に予想されます。
■各市場の動き
日経: 20,460.90 -27.29 -0.13%
NYダウ(ドル): 17,905.58 -170.69 -0.94%
ドル(円): 124.42-48 +0.14円安 +0.11%
ユーロ(円): 139.59-62 -0.34円高 -0.24%
今週もお疲れ様でした。
ゆっくり休んでから来週も元気な姿でお会いしましょう。