2015年9月15日の東京株式市場は小幅に反発しました。
終値は前営業日比60円78銭(0.34%)高の1万8026円48銭でした。
日銀金融政策決定会合の結果に対する思惑で上下激しく揺れる相場でした。
朝方は追加金融政策が期待され高く始まりまたが、
現状維持発表により下げに転じて、押し目買いにより再びプラス圏で終わりました。
FOMCが残っているので、まだ方向性のわからない相場は続きます。
前日の米国市場は3日ぶりの反落になりました。
ダウ工業株30種平均は反落で、
前営業日比62ドル13セント(0.4%)安の1万6370ドル96セント、
ナスダック総合株価指数も反落して、
前営業日比16.578ポイント(0.3%)安の4805.763で取引を終えました。
欧州市場はまちまちな動きになりましたが、
(14日のドイツ株DAX8ポイント高の10131 ,
ロンドン株は続落して33.17ポイント安で終了)
16~17日の FOMCに備えて、持ち高を調整しておく
動きがひろがり、明確な方向性を掴むことが難しい相場の動きとなりました。
日本株式市場はCMEの日経先物の上昇やSGX(シンガポール市場)で
日経の先物が100円以上の上げ幅で始まったことを材料に
117円高く取引を始めました。
午前中は追加金融政策が期待され、高く維持しましたが、
いざ金融政策の現状維持決定を受けると、下げに転じ
一時18,000円を割り込むところまで売り込まれました。
下値では押し目買いが入ることでやや落ち着き、
+60.78円の18,026円で本日の取引を終えました。
日銀の金融政策決定会合という内部要因はあるものの、
主に日経を揺さぶっているのは不透明な外部環境で、
当面はこの動きが続く判断されます。
テクニカル的にみた今週の動きは9/9の大きな陽線に包まれた
持ち合いの領域から抜け出せず、方向感のない動きに終始しています。
このように一箇所にむかって狭くなる動きを三角持ち合いといいますが、
1万8,000円を挟んでの動きが続く中で、
このラインは2014年12月8日から2015年2月12日に抜け出すまでの
三角持ち合いの上辺でもあります。
ここが支えになってくれるかが今週から来週にかけてのチェックポイントになります。
東証1部の売買代金は概算で2兆3026億円、
売買高は20億8033万株で、昨日より商いは増えました。
東証1部の値上がり銘柄数は924、
値下がりは850、変わらずは123でした。
■各市場の動き
日経平均(円):18,026.48 +60.78 +0.34%
NYダウ(ドル):16,370.96 -62.13 -0.38%
ドル(円):119.55-58 -0.60円高 -0.50%
ユーロ(円):135.26-30 -0.96円高 -0.70%
ジョン・シュウギョウにより毎日更新される日経概況のバックナンバーは
TBLのホームページでご覧頂けます。