2015年10月08日の東京株式市場は7日ぶりに反落しました。
終値は前営業日比181円81銭(0.99%)安の1万8141円17銭でした。
6日続伸したことで、利益確定が出やすい雰囲気にあったことや
前回の暴落で株価が戻ることを待っていた「戻り待ち売り」がでたことで下落しました。
明確な下落材料というよりは向上してきた地合いを固めるための下げだと
判断する方が妥当でしょう。
前日の米国市場は 続伸しました。
ダウ工業株30種平均は4日続伸して、
前営業日比122ドル10セント(0.7%)高の1万6912ドル29セント、
ナスダック総合株価指数は反発して、
前営業日比42.791ポイント(0.9%)高の4791.152で取引を終えました。
引き続き、利上げ観測が後退したことや
日本を始め、主要各国の金融緩和が長期化するとの観測で上昇しました。
日本株は欧米市場の好調な動きを引き継ぐことができず、
6日に渡る上昇後の利益確定の売りがでました。
しかし、明確な下落材料があるからでた下落ではなく、
利益確定に伴う売り、
戻り待ちの売りを浴びながらも下値ではまた買いが入ってくることなどから
次の上昇のための基盤固めと判断するのがよいでしょう。
テクニカル的には前日のローソクに並ぶ形で陰線を形成、
3つのローソクが並びながら方向性を定めています。
陰線でありながら形は昨日のローソクより上昇していますので、
雰囲気はいいと言えます。ここで確認したいのは3日のローソクを
安値で切り下げても、その動きが長く続かず、
戻ってくることですね。それを持ってトレンドは上昇に転換してきたと判断できます。
引き続き持っているポジションの利益を伸ばすことに加えて、
節目から反転すると買い増しや新たに底を抜け出す
銘柄は積極的に拾っていきたい情勢です。
東証1部の売買代金は概算で2兆6182億円、
売買高は23億1154万株で前日より微増。
東証1部の値下がり銘柄数は1235、
値上がりは569、変わらずは95でした。
■各市場の動き
日経平均: 18,141.17 -181.81 -0.99%
NYダウ(ドル):16,912.29 +122.10 +0.73%
ドル(円):119.76-80 -0.25円高 -0.21%
ユーロ(円):135.32-34 +0.51円安 +0.38%