2015年11月04日の東京株式市場は反発しました。
終値は前営業日比243円67銭(1.30%)高の1万8926円91銭でした。
休みを挟んで米国株式市場が2日続進したこと、
為替市場で円安が進んだことに加え、順調な滑り出しをみせた
日本郵政グループ3社の株価の動きで市場全体を押し上げました。
午後に入って大きな利益確定が続き上げ幅を急速に縮めながら引けました。
前営業日の米国市場は続進になりました。
ダウ工業株30種平均は続進して、
前営業日比89ドル39セント(0.5%)高の1万7918ドル15セント、
ナスダック総合株価指数も続審して、
前営業日比17.981ポイント(0.4%)高の5145.126で取引を終えました。
明確な材料はありませんが、決算発表が底堅いと印象付けられることで、
上昇へのモメンタムがついている雰囲気です。
ダウもナスダックも7月以来、3ヶ月ぶりの高値更新を続けています。
市場の雰囲気がリスクオンになっていることが伝わってきますね。
日本市場は休みを挟んで米国株式市場が2日続進したことや、
為替市場で円安が進んだことで空を開けて始まりました。
本日で初値がつく日本郵政グループ3社の株価も
公開価格を上回る順調な滑り出しをみせたことで、一段と高くなり、
470円を超える上昇幅を見せる場面もありました。
結果的には日本郵政は公開価格(1400円)を360円(25.7%)上回る1760円、
かんぽ生命保険はストップ高の3430円、
ゆうちょ銀行は1671円で引け、公開価格を221円(15.2%)上回って取引を終えました。
かんぽ生命が14時過ぎに ストップ高水準になることで、
市場全体では利益確定が広がり、上昇幅を急速に縮めながら引けました。
テクニカル的には再び75日線にタッチしてから、長い上髭を作利ながら終了、
ここを突破するには後一踏ん張りのエネルギーが必要な様子です。
郵政3社合計の売買代金だけで東証1部全体の約18%に膨らんだことから
市場には安全を求める動きが強いことが伺えます。
先週末に解説した通り、今週は下値の硬さを確認しながら安値を切り上げる
展開になると予想しています。
ただし明日からは6日に控えている米国雇用統計の発表がある関係で
様子見ムードが強くなることも考えられます。
本日の動きで買いのポイントを突破したが、その後下落して終わった
銘柄も多くなっていると思います。
安値を売り込む動きはみられないので、落ち着いて対応していきましょう。
東証1部の売買代金は 3兆3892億円、
10月29日以来の高水準、売買高は26億9455万株でした。
東証1部の値上がり銘柄数は1121、
値下がり銘柄数は673、変わらずは112でした。
■各市場の動き
日経平均:18,926.91 +243.67 +1.30%
NYダウ(ドル):17,918.15 +89.39 +0.50%
ドル(円):121.04-06 +0.59円安 +0.49%
ユーロ(円):132.54-56 -0.49円高 -0.37%