2015年12月28日の東京株式市場は6営業日ぶりに反発しました。
終値は前営業日比104円29銭(0.56%)高の1万8873円35銭でした。
市場参加者が少ない中、材料にも困っている状況で
少しの押し目買いが市場を牽引することができる状況が続いています。
6日に渡る続落で押し目を拾う動きが広がったほか、
為替相場の円高局面が一服したことも市場を支えました。
前営業日の米国市場はクリスマスで休場でした。
日本市場は6日に渡る続落で自律反発の位置に来ていたことに加えて
為替相場で進んでいた円高の動きが一服して
輸出関連株など主力株を中心に上昇しました。
また、受け渡しベースでは本日の取り引き分から新年度になるので、
新年度のお正月相場に期待する動きで押し目買いが入ってきたのも
上昇の要因となりました。
しかし、市場の雰囲気を一気に引き上げるほどの動きには至らず、
これから反映が始まる米国利上げの影響を見極めたいとの様子ムードが広がり、
東証1部の売買代金は速報ベースで1兆5433億円と2014年12月26日以来、
1年ぶりの低水準になりました。
年末までは相変わらず個別の材料による物色が続く相場で、
大きな動きは期待できないような状況なので、
新年度相場に向かって静かに仕込みを入れてみるのがいかがでしょうか。
■各市場の動き
日経平均:18,873.35 +104.29 +0.56%
NYダウ(ドル):17,552.17 -50.44 -0.29%
ドル(円):120.43-46 +0.11円安 +0.09%
ユーロ(円):132.12-20 +0.15円安 +0.11%